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数珠のお話
ホームページの「よもやま話」のコラムに掲載されている
数珠のお話を転記します。写真はホームページを参照して
下さいね。
数珠はもともと、数を数える道具でした。数珠の玉をくく
りながら数を数えたのですね。基本数は108つ。煩悩の数
です。半分の54個だったり、その又半分の27個の場合もあ
ります。
普通、持つ場合は手を通して左手に持ちます。決して鷲掴
みにしないように。鷲掴みしていると、糸が延びて切れや
すくなります。切れたら近くの仏壇仏具屋さんに持って行
きましょう。もちろん、おおの春堂なら格安にて修理しま
す。
合掌した場合は、両手の親指で挟むようにします。この時
房は下に下がるようにしましょう。両肘は広げたり必要以
上に脇を閉めないように、軽く脇を締めて、両手の角度が
先方45度になるようにします。
ここで、特例。東本願寺では正式には二連の数珠を使いま
す。東本願寺で二連の数珠を使う場合は、房のついている
親玉は上になります。親玉を両手の親指で挟むようにしま
しょう。房は左に下げます。これは東本願寺独特の作法で
すから、東本願寺の方は注意して下さい。
他の宗派でも、写真とは違う正式な掛け方があります。
浄土宗では、両手の親指に掛け手前に下げるようにします、
真言宗では両手の中指に掛けて、手のひらの間に数珠を挟
むようにします。日蓮宗では通常は一番上の写真のよう掛
け、祈願する時は両中指に掛けて、両手で数珠を挟みます。
いずれも、その宗派専用の特別な念珠の正式な使い方です
ので、やはりご住職様のご指導を仰ぐのが一番ですね。