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金仏壇はどうしてあんなに派手なのでしょう


 岐阜地方では、本願寺系を中心に金仏壇が主流です。どうして本願寺系のお仏壇は、、派手すぎるくらいの装飾を施すのでしょうか? 仏陀(ぶつだ)とは、「悟った人」という意味で、金銀宝石などにこだわるはずのない方々をお祀りする場所が、キンキラキンというのは少しばかり違和感があるとは思いませんか?

 お釈迦様は、「阿弥陀経」の中で、極楽浄土について、以下のように説いておられます。

  「これより西の方、十万億の諸仏の国々を過ぎたところに、極楽と名付けられる世界がある。そこには阿弥陀仏と申し上げる仏がおられて・・(中略)・・ 極楽には七宝の池があって、八種の功徳をそなえた水が、なみなみとたたえられている。池の底には、一面に黄金の砂が敷き詰められ、・・・(中略)・・階道を上ると、楼閣があって、それもまた、金・銀・瑠璃(ルリ)・玻璃(ハリ)・シャコ・赤珠(シャクシュ)・瑪瑙(メノウ)などで美しく飾られている・・・」

 本願寺系のお仏壇は、ご本尊に阿弥陀仏をお祀りしますので、この阿弥陀経の中で語られている、極楽浄土の世界を再現する為に、金箔を多用します。

 お釈迦様は、真理を説かれるときに、たとえ話を使われました。この極楽浄土の世界も、象徴的表現を以て、華麗な言葉で、阿弥陀様のいらっしゃる極楽浄土=「浄らかな世界」を説明されていると考えて良いと思います。悟りを開かれた仏様にとっては、価値あるわけではなくても、当時の人々にとって手にすることもできない、金銀宝石を用いて極楽浄土を表現することで、私たちに「浄らかな世界」を伝えようとされたのだと思います。文字通りの表現で、極楽浄土を想像するのではなく、その表現の奥にある、例えようもない清らかな世界を感じたいものですね。



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