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お仏壇の種類と特徴
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お仏壇に使用する金の種類


 お仏壇に使用する金は、大きく分けて金メッキ、金箔、金粉です。金メッキは金属部分に使用いたしますので、「金具」のところで説明します。

 金箔とは、金を叩いて薄く延ばしたモノです。箔と言えばアルミ箔がお馴染みですが、アルミ箔の場合は100分の1ミリ程度の厚みです。金箔の厚みは1万分の1ミリ。何とアルミ箔を100枚にスライスした厚さ(薄さ?)です。

 金箔は厚いほど高いと思われています。実際に面倒な説明を嫌う仏壇屋さんでは「この仏壇の金箔は厚いので値段が高い」なんていい加減な説明をするところもあるようです。実際には金箔の値段と厚みは比例せず、むしろ純度の高い金ほど薄く延びますし、薄く延ばせば良い色つやが出ます。また、「金沢箔」が金箔のブランドとして有名で、「当店の仏壇は金沢箔を使用」と胸を張る仏壇屋さんもあるようです。実は金箔の殆どは金沢で生産されていますので、特に威張るほどの事はないんですけどね。

金箔を押しているところ、緊張の一瞬



 この金箔は通常10センチ5ミリの正方形に切ってあります。これを箔下と呼ばれる塗料を塗った木材部分に並べていきます。文字通り息をのむ作業です。あまりに薄いので、息がかかっただけでくしゃくしゃになりますし、そうなると元には戻せません。「金箔を張る」とよく言われますが。「置く」とか「押す」が正式な言い方です。まさに「置くだけ」。やり直しは利きません。高級仏壇では、大判と呼ばれる21センチ角の金箔を使用したものがあります。この大きさの金箔を扱える金箔職人は数少なくなっていて、どうしても値段が張ります。



金箔と金粉の違い


 金箔に代わって、最近中級仏壇より上のクラスで多用されるのが金粉です。金箔は艶がありますし、独特の皺があります。金粉の方は同じ金でも、粉ですから艶消しになり落ち着いた感じが出ます。特に彫刻部分では彫刻が生きるので多用されるようになりました。ただし、ムラが出やすいのでどうしても、金を多用する事になり、通常の金箔仕上げより値段が高くなってしまいます。


雨戸裏 金箔仕上

雨戸裏 金粉仕上

 平面部分代表で、仏壇の扉裏部分を比較してみました。左側の金箔は、箔と箔の境目や金箔独特の皺がよく分かります。もっとも、一番よく見える角度で撮影しましたから、実際にはこんなにはっきりとは見えません。対して、右側の金粉仕上げは金粉独特の高級感のある落ち着いた色合いです。



彫刻部分の金箔仕上げ 名古屋型欄間

彫刻部分金粉仕上げ

 左側、金箔仕上げは光りますから、撮影が難しいんです。ただ、実際にも彫刻部分の細かいところは金箔仕上げの場合は分からなくなってしまいます。金箔仕上げは神々しく金らしい豪華さが売りです。右側の金粉の方は彫刻の具合がよく分かります。金の重厚感と品格がありますね。銀色の部分はプラチナ粉を使用しています。

 ちなみに、同じ大きさの仏壇ですが、左側のお仏壇は200万円、右側のお仏壇は890万円です。



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