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2001.08.07 超初心者ゴンザレス 第弐拾八話「二人のG」 (え?ジジイ?改めパパH"G@ノキアン・パーム(仮称))
(主な登場人物) |
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倒れたままの珈琲と、呆然とする権三を尻目に、金倉配下の仕掛屋達は徐々にその姿を増やしつつあった。 「・・・なるほど、先の10人は様子見か。」 「いやいや、僕が呼んだのは10人さ。ただ、僕に協力してくれる友人は大勢いらっしゃってねえ。」 金倉はH”Gの問いに、余裕の答えである。 「権三さん。」 H”Gは権三に呼びかけた。 しかし、反応がない。 「権三さん、珈琲君を連れて逃げるんだ。裏に車を停めてある。今ならまだ間に合う。早く行くんだ。」 H”Gの言葉にしかし、権三は反応しない。 振りかえると、権三はまだ珈琲の傍を離れようとしない。 「あり得ない事ではなかったが。」 言いつつH”Gは権三の傍に駆け寄り、権三のシャツの襟元をつかんだ。 「大丈夫だ。まだ今なら珈琲君は助けられる。早く行くんだ!」 「あ、ああ。わかった。」 H”Gの迫力に押され、権三は普段とは打って変わってよろよろと立ち上がり、珈琲を担いだ。 顔は見ない様にしている。 「お前は?」 権三はH”Gを見た。 「虎砲の事は気にするな。あれは不幸な出来事だったのだ。過ぎた事を言っても仕方ない。わしは気にしてないぞ。」 権三はH”Gに対し、静かにしかし力強い口調で言った。 「これもそうだ。お前の責任ではないし、それはおこがましい。これはわしが解決すべき事だ。」 「奴にも借りがある。返してもらうさ。」 H”Gは言うと、金倉の方を振りかえった。そのまま権三に向かって言った。 「終ったら、一杯どうだい?良い店見つけたんだ。ホテルオークラから独立した板さんがやってるから料理も良いものそろってるぜ。」 「良いねえ。すまないと思ってるなら、お前がおごるんだぞ。」 権三もつられて言葉を返す。 「ああ、そうしよう。」 その言葉を合図に、権三は、H”Gが指示した方向に珈琲を担いで走り出した。 その足音を聞きながら、H”Gは呟いた。 「さて、本気を出すとしますか。」 その間にもじりじりと迫る仕掛屋集団。 「一人で退路を守るつもりかい?ロートルが思いあがると怪我するよ。」 金倉が言い放つ。 その横で周防燐もほくそ笑んでいた。 「じゃ、年寄りの冷や水って奴をみせてやろうか。DOGFIGHTと洒落こんじゃうよ。」 H”Gは言いつつ、コートのポケットに両手をつっこんだまま叫んだ。 「A−OSハーフドライブ!Li−Ionバッテリーハーフコンタクト!!行っけぇぇぇぇぇ、パァァァァァァァァァァァァム・ビットォォォォォォ!!!」 瞬時に、コートの中に納まっていたPalmOS互換機が唸りを上げて飛び出した。 「な、何!?」 「うわっ!」 避ける事が出来ずに、直撃をくらった仕掛屋が倒れる。 しかし、H”Gのコートより放たれた6機のパーム・ビットは尚も標的を求め空間を舞った。 パーム・ビット自体は権三のゴンザレスパンチと同様、黄燈色の光に包まれており、触れた傍から仕掛屋達はバタバタと倒れて行く。 「どういう事だ、手練の仕掛屋が意図も簡単に倒れるとは!?」 いぶかしむ金倉。 燐はパーム・ビットの1機に向けWartherPPK/Sを撃った。 瞬間、ビットは向きを変え燐に向かって来た。 「くっ!」 連射する燐。 しかし、その32ACPを悉く避け、ビットは燐の顔の前で止った。 その直後、燐はくず折れる。 「燐、君らしくもない。」 金倉はその光景を横目で見ながら言い放った。 「も、申し訳ありません。まさか、あのパームの画面から渦巻きが出るとは。」 起き上がれず倒れたまま、燐は答えた。 「渦巻き・・・まさか、奴め!脱力ソフトを!!」 「YES!大正解!!褒美にお前だけはわしの拳で倒してやるぞ。」 H”Gは、口の端で笑った。 ・・・脱力ソフト、それはパーム脱力ゲーム協会(http://members.tripod.co.jp/palmgames/index-j.html)の提唱によって開発の始まった、PalmOS専用ゲーム用プログラムであり、その特徴はPalmOS互換機の搭載するCPUに余計な負担をかけず、Palm/Workpadの基本である白黒2値画像で処理する事が前提となっている。 また赤外線ビーム転送を簡単に行える様に、「10KB」と言うサイズ制限も設けられており。協会の厳選な審査をクリアしたものだけが、脱力ゲームとして認可されるのである。 ここでH”Gがパーム・ビットに搭載しているのは、Palm君1号(ru0氏作:http://www.terra.dti.ne.jp/~ru0/PalmKun1.ZIP)、GoolGuru(ru0氏作:http://www.terra.dti.ne.jp/~ru0/GoolGuru.ZIP)、歯車(ANADA NAOYA氏作:http://web.kyoto-inet.or.jp/people/anada/palm/palmware/gear101.zip)、私は命令に従い、任務を果たした(ANADA NAOYA氏作:http://web.kyoto-inet.or.jp/people/anada/palm/palmware/mission.zip)、いないいないばぁ(ひぃちゃん氏作:直リンク不可のためトップページを紹介http://jump.to/cooper_chan/)等が各々納まっていた。 最近ではカラーパームも増えてきた事から規定を一部変更し、カラーパームでもCPU負担を減らす事で脱力ソフトと認定できるものは認定している様である。 ところで、インターミッション6で、クロス教授が提案したソフトとは実はこの脱力ソフトの事であった。 どうもA−OS試作型とこの脱力ソフトを組み合せて使用すると、ゴンザレスの世界ではこの話に出てくるように相手を無力化する威力があるらしい。 「まあ、金倉。お前以外は別に怪我させる必要もないからな。名作と呼ばれる脱力ソフトの数々を見せて、文字通り脱力させてもらったぞ。これでお前さん以外は抵抗できんと言うわけだ。」 辺りを見まわしながら呟くH”G。 その背後から忍び寄る影が二つあった。 「この間合いならビットとやらも使えまい!!」 影は、仕掛屋の実態を伴い、一気にH”Gとの間合いを詰めてきた。 確かにビットは6機全てが金倉を牽制している為、呼び戻す時間はない。 「もらったぁ!」 懐からスタンガンを出しつつ一人が叫んだ。 その刹那・・・。 H”Gはコートのポケットから両手を出した。 その手は黄燈色に輝いている。 「甘いわ、一撃粉砕!エェェェェッジィィ・ナッコゥゥゥゥゥ!!」 轟音と共に、黄燈色の拳が相手の脾腹に直撃する。 「馬鹿な!これはゴンザレスパンチ!?」 「言わなかったか?わしと権三さんは同門の出でな!喰らえ、もう一発!零距離エェェッジィィ・ナッコゥゥゥゥゥ!!」 瞬時のH”Gの攻撃に回避運動に入ろうとした仕掛屋にも拳を密着させた状態で、技を放った。 二人とも、あっという間に崩れ落ちた。 身動き一つしない。 「さて、残るはお前さんだけじゃの。」 「なるほどその為のパーム・ビットか。」 金倉は歯噛みする。 「ピンポン!又もや大正解。倍率アップのチャンスゲームに挑みますか〜?」 余裕綽々のH”Gである。 一方、車に辿りついた権三達はと言えば・・・。 「逃げるとは言っても、珈琲、お前がおらんのではなあ。わしも参加するかの?」 パァァァァム・ビットォォォォォと叫び声のする方を振り返りつつ、呟く権三。 「ここらで金倉と決着をつける必要もあるしなあ。」 言いつつ車から降りようとした時である。 「あ〜鼻打った〜。」 言いつつ珈琲が起きあがった。 「コッ、コピ!?」 仰天する権三。 「何を大騒ぎしとるだね。見るだよ。爺がぼーっと突っ立っていたもんだから突き飛ばした拍子に、顔面から俺らコンクリートに激突して鼻血が出ただよ。」 ダラーっとたれる鼻血を手近なティッシュペーパーで吹きながら珈琲が答えた。 「いや、しかし、倒れて、血が広がって・・・。」 「何を物騒な事言っとるだね。俺ら、メインキャラなんだから、番組途中でくたばるわけないだよ。第一俺らの人気は爺やH”Gさんより遥かに上ぞなもし。俺らが死んだら、全国1億8千万人の女子高生ファンの皆様が悲しむっちゅうもんだよ。」 あたふたと状況を確認する権三に、珈琲は一喝した。 「・・・言われて見たら、お前わしのパンチ食らっても死んでねーじゃねーか!心配して損したぞ!!ゴォォォンザレスゥゥゥパァァァァンチ!!」 轟音と共に、権三の鉄拳が珈琲の顔面にヒットした。 「ぎゃぶるぅぅぅぅ〜、調子に乗った発言は命とりザマす〜。」 倒れる珈琲を引き上げながら、権三は怒鳴った。 「見ろ、お前が紛らわしい事するから、H”Gの奴本気になっちまったじゃねーか。この際だ、騒ぎが終るまでお前倒れてろ、良いな!絶対動くんじゃないぞ!!」 言うや否や、権三は、珈琲を車の床に倒した。 「ひ・・・ひどい。俺らってば一体・・・(T.T)」 「紛らわしい事するほうが悪い!」 言いつつ権三の目に光るものがあったのはきっと気のせいだろう。 その一方、H”Gと金倉の戦いは互角であった。 いや、若い分金倉の方が体力的に歩があるというべきか? 「ちっ、体力を読み誤ったかな?」 H”Gは苦笑いする。 「ロートルなら縁側で猫でも可愛がってりゃ良いんだよ。わざわざ歯向かって死ぬ事はない。」 言いつつも構えは崩さない金倉である。 「なあなあで済ませられるほど、世慣れておらんでな。悪は悪と言うしかないのだよ。」 「馬鹿が、屠ってやる。」 金倉の一撃がH”Gに放たれる。 「俺を守れ!パーム・ビット!!」 攻防一体のパーム・ビットが形成するエネルギーフィールドが衝撃を食い止めた。 「くっくっく。いつまで持つかな〜。電池切れがお前の終る時だ〜。」 又もや余裕の態度をとる金倉である。 「確かに。いい加減決着をつけねばな。」 H”Gは間合いを開けた。 ふと権三が逃げた方を振り返り呟いた。 「じゃあ、権三さん。先に行ってるぜ。」 (第28話終了) (次回予告) 君達に最新情報を公開しよう。 追い詰められたH”Gの秘策の前にたじろぐ金倉。 しかし、バッテリー切れまで時間はない。 もはやこれまでと覚悟を決めた時、あの男が再び戦場に戻った。 そうだ、我々はこの時を待っていたのだ! 「超初心者ゴンザレス」NEXT! 「復活の超初心者」 次回もこのHPでファイナルホットシンク承認!! これが勝利の鍵だ!(A−OS試作型リミッター解除モード) |
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2001.08.06 パームで怪談 第一夜 「呪いのパーム」 (靖之介@手のひら侍)TVでは、怪談特集の番組が多く見られる季節となりました。心霊スポットを特集している雑誌も見かけます。 さて、古びたトンネルや旅館、長年使っている指輪や道具などだけがそういった「怖い話」の中心になるのでしょうか?いえいえ、例えそのようなものから一番遠く離れていると思われている現代科学の粋を集めた電子機器も例外ではないのです。最近のホラー映画を見ればわかることです。 そう、あなたの持っているpalmでさえも・・・。これは、拙者のpalmに起こった世にも恐ろしい出来事です。拙者のpalmが取り憑かれてしまって、 『のろいのパーム』に変わり果てたのです!
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