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2000.12.15 Palmの世界 その5
【泥沼】
(ますだあきら@Palm/Pilot Race)  


これまでのあらすじ:
会社の給湯室で、Visor子は モノクリ夫(ワル) に迫られる。
その妖しい魅力に翻弄される Visor子。
そして、モノクリ夫(ワル) は「夜、居酒屋『掌極道』で待ってる」そう云い残す。
しかしそこには、二人のやりとりを聞いていた影があった・・

 その夜、Visor子はネオン街に立っていた、目の前には居酒屋『掌極道』の看板。しば らくその前で迷った挙句に、その暖簾をくぐってしまう。

 地下へと続く階段を降りると、モノクリ夫(ワル) の姿を探す。
 しかし、そこにいたのは・・
「Vx夫さん、m100夫くん・・」
 手にしていたバッグは足元に落ちた。

 同じテーブルについていた二人は Visor子を見た。
「ここにキミが来るって聞いてね」Vx夫が云う。
「ぼくも、Visor子さんが待っているって云われて来ました」と m100夫。
 一体、どういうことなのか、彼女はパニックに陥る。
「やあ、お待たせ」タイミング悪く、そこに モノクリ夫(ワル) が登場する。
「あれ、みなさんお揃いで、ナニかあるんですか」
 悪びれもせずにモノクリ夫(ワル) はそう云う。さらに、
「今夜は、ボクと Visor子ちゃんとの 初めての (甘い夜) なんですから、飲むならアチラの方でお願いしますよ」と離れた席を指差した。

「どういうことなんだ、Visor子さん。キミは CLIE夫だけではモノ足りないというのか」
 Vx夫は云う。
「どうしてそのことを・・」Visor子は絶句。
「えっ、ぼくはてっきり Vx夫さんとつき合っているものと思って、諦めていたのに・・」 m100夫は呟く。
 そんな中でも、モノクリ夫(ワル) はニヤけて彼らのやりとりを眺めているだけだ。

「そんなにジョグダイアルがいいのか!」

 いたたまれなくなった Visor子は店を飛び出した。
 行く宛てもなく、ネオンに照らされた道を歩いていたら、

「たいへんだったみたいね」

 声がした。
「あ、あなたなのね、あの二人に今夜のことを教えたのは!」
 路地の隙間から現われたのは、Prism子だった。
「どうして! 私に何か恨みでもあるの?」
 Visor子から CLIE夫を奪うだけでは済まさず、なぜ、こんな仕打ちをするのか?どうしても理解できない。
 あいかわらず派手目な恰好で煙草を咥えていた彼女は、それをヒールの踵で潰しながら答えた。

「いずれ、分かるわ」それだけ云うと、彼女を残して、夜の街の中へ去った。
 残された Visor子はその場に立ちつくす・・

(つづく)

予告:
悪意があるとしか思えない、Prism子の仕打ちの意味とは?
Visor子に、いま、特定の人がいない状態であると知った m100夫がついに行動を開始する。
そして、あいかわらず失意の中の Vx夫。彼女のことを忘れようと今回訪れたのは・・・
いいかげん登場しろよ、あの男!

待て、次回っ!

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2000.12.16
アホなパームユーザー発見記(1)
「和服 de Palm!」
(ふふふ@ふふふPalm)  


12月10日に行われたPUGOの忘世紀会で、凄いパームユーザーに出会った。

何も言うまい。まずは、この写真を見て欲しい。




彼は間違いなく、アホである。


彼は、この格好で平然と忘世紀会の会場に現れ、
そして、何ら気負う事なく、終始自然に振舞っていた。

Upupさんの目撃によると、草履を履いていた彼は、
店に入る前のエレベーターで転倒したそうだが・・・)


写真を撮らせて欲しいと頼むと、彼はしごく慣れた様子で
颯爽とポーズをとってくれた。




腰の部分を拡大してみよう



和風のパームに、ごく普通の携帯電話、
何やら怪しいシールが貼ってあるデジカメ・・・・
竹の筒に見えるものは、スタイラスである。

スタイラスの拡大写真が無いのは残念だが、
30センチくらいの竹棒に純正スタイラスをボンドか何かでくっつけていた・・・
そのチープな加工が、また笑えた。


彼の話によれば、和服を着る事が趣味であり、
着物を着るのに相応しいパームを追求したところ、
このような和風パームとスタイラスが誕生したらしい。


驚いたことに、彼は明石市にある魚住町という町に住んでいるらしい。
明石市魚住町といえば、ふふふの実家である。

どうでも良いことだが、ふふふは魚住中学校に通っていた。


明石市魚住町というのは、アホの産地なのか??


しかしながら、彼のようなアホユーザーに出会えたことは、
PUGOの忘世紀会のひとつの大きな収穫であった。

世の中は広い・・・・


最後にもうひとつ、笑える写真を公開しよう。


熱唱する、和服 de Palm・・・・・・・

曲は「銭形平次」らしい・・・


さてと・・・・


Palm de Cool!
に投稿しようかな(+_+)\バキッ!

(PAG-Jとして、投稿します>モーリーさん&SANAIさん)



※顔出し等、ご本人からWEB公開の許可はいただいています


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2000.12.18 「超初心者ゴンザレス」第三話
 「Palmとパーム」
え?ジジイ?@ノキアンパーム(仮称))  


(主な登場人物)
権田原権三(仮名)・・・本編の主人公。年齢不詳。表の仕事は、え?ジジイ?と同じくネゴシエイト業務関係。あだ名はゴンザレス。気に入らない事があると「ゴンザレスパンチ」等の必殺技が飛び出す。性格は結構横暴。「真のモバイラー」を目指しており、え?ジジイ?をライバル視している。
権田原珈琲(仮名)・・・権三の曾孫。何故「珈琲」と言う名前がついたかは不明。権三の秘書であり、権三の必殺技を受けてもダメージを受けない唯一の人物。何気に権三より物知りかもしれない。
え?ジジイ?(仮名(自爆))・・・携帯電話系&Palm系ダメダメサイト「ノキアン・パーム(仮称)」管理人。表の仕事はネゴシエイター。対行政から対民間まで幅広くこなす。ストレスゲージが上がると「物欲」が発動するそうな。



・・・ここは新宿東口付近。
最近では「西の秋葉原・東の新宿」と呼ばれるくらい(本当か!?)メジャーな電気街である。
昨日の珈琲の情報を基に、権三は、仕事を早々に(半ば強引に)片づけ、所謂3カメと言う俗称を持つ、家電量販店を色々と巡っていた。
「この3カメってのは広いところだね。一つの街みたいなもんだよ。」
人の多さに辟易しつつ、珈琲がぼやいた。
「うむ。実に広い。これでは何処に何があるかさっぱりわからん。そこの店員を呼び止めよう。」
権三もいい加減歩くのに疲れていたこともあり、近くで呼び込みをやっていた店員を呼びとめた。
「ちと物を尋ねたい。パームがほしいのだが何処にあるのかね?」
「あ、Palmですか?それならこの先のOA館(やかた)で売ってますので、どうぞお立ち寄る下さい。」
店員は営業用のスマイルを浮かべつつそう答えた。
「うむ、この先か。感謝する。後は行くのみ!」
権三は、店員の回答に意を決し、OA館(やかた)に向かった。

そして、OA館(やかた)・・・。
携帯電話や電子手帳などを求める客がごった返し、足の踏み場すらない。
「ぬう、これでは何処にパームがあるかわからんではないか!」
苛立つ権三を見かねて、珈琲がOA館(やかた)の店員を呼びとめた。
「あのー、ちょっとお聞きしたいのですが、パームってどの辺に置いてますかね?」
「あ、パームですね。こちらにございます。」
近くにいた、「Handspring」と書かれた法被を着た店員は珈琲の問いにそう答えると、権三達を『Palm売り場』と書かれた場所へ案内した。
「今ですとソニーのクリエとかハンドスプリングのバイザーがとっても人気ですよ。拡張性から行くともちろんTRGProもお勧めですが、これは玄人向けと言った感じの市場評価も流れてますし、今でしたらバイザーが値段もお安く、お求めやすくなっております。まあ、Palmと言っても・・・」
権三は親切丁寧にPalmOS互換機について説明する店員の話を聞き流しつつ、珈琲に尋ねた。
「おい、コピ。」
「なんだね?」
「クリエってパームなのか?」
「さー、私にはさっぱり。クリエって名前だからパームとは違うような・・・。」
「それにとんぼがえり(ハンドスプリング)の面帽(バイザー)ってのは何だ?」
「さー、やはりトンボなだけに一応文具とは思うけどよ。」
「うむ、さっぱりわからん。わしが昨日テレビで見たパームってのは一体どれなんだ?」
各種あるPalmOS互換機を前に、権三は混乱するばかりであった。
と、説明を一通り終えた店員が、権三に向き直った。
「いかがなさいますでしょうか?」
「え?うむ・・・で、どれがパームなんだ?」
説明を聞いてなかった権三は、とりあえず昨日テレビで見たパームを出してほしいと思い、店員に尋ねた。
「え・・・?(^^;; ヒヤアセ」
店員はあせった。それはそうだろう。彼が説明したのはどれも皆PalmOS互換機なのだから。
「だからどれが「パーム」なんだ??」
権三は、店員が聞き取れなかったのだろうと思い、再度尋ねた。
「あ・・・、あの、こちらの商品はどれもPalmOS互換機でして、どれもPalmなんですが・・・。」
店員は権三が大きな勘違いをしている事に気付かなかった。
「名前が違うじゃろ。バイザーとかクリエとか、てぃーあーるじーとか。わしがほしいのはパームだと言うとるのがわからんのか?」
権三の語気が強くなる・・・。
「いや、ですから、こちらの棚はポケットPCでなくてPalmのコーナーでして・・・」
店員はなんとか、Palmについて権三に理解してもらおうと説明をはじめたが、それを遮るように、権三の怒鳴り声が店内に響いた。
「やかましいわ!!人が物を知らんとごちゃごちゃ訳のわからん横文字並べおって!!!わしは「パームをくれ」と言うておるのじゃ!!御託ならべんとさっさとよこさんかドあほ!!」
「ひ、ひぃ・・・。」
怯える店員。しかし、店内の客は特に気に留める様子もない。
こう言う事は、家電製品の店ではたまにある事だからだ。
しかし、さすがに気が咎める珈琲は、ふとバイザー等が陳列されている棚の隅に、昨日見たのと同じスタイルの「パーム」を見つけた。
権三の肩を叩きつつ、「パーム」を指差す。
「爺、あんなところに「パーム」があるだよ。」
「うむ?」
権三は珈琲の指差す方向を見た。
確かに昨日誘拐事件専門のネゴシエイターが使用していたのと同じスタイルの「パーム」が確かに飾られていた。
「なんじゃ、あるではないか。うむ、英語だがPalmと確かに書いてある。ほほう、ファイブエックスと言うのか、これは。さっさとこれを出せば良いものを。おい、店員。」
Vx日本語版を手にご機嫌になった権三とは対照的に、店員はすっかり怯えきっていた。
「ふぁ・・・ふぁいっ!!」
直立不動で構える店員に、やおら権三は尋ねた。
「これは何時間動くのだ?」
「い、一応公称ではニ週間は動くかと・・・。」
上ずった声でそう答える。
「なぁ〜にぃ〜〜〜!!!」
権三の声のトーンが一段下がる。
「ひ、ひぃ・・・」
又怒鳴られるのかと、店員は首を竦めたが・・・
「凄いではないか!!貴様何故この商品をもっと宣伝せんか!?」
店員の肩を叩きつつ、権三はVxを褒めちぎった。
「爺、こっちに色付のもあるだよ?」
打って変わって上機嫌な権三に対し、珈琲は「Vc」と書かれた商品も指差した。
パグシャァ!!
瞬間、権三の鉄拳が唸りを上げて珈琲にヒットした。
「ばか者ぉぉぉぉ!モバイルにカラーは邪道!!モノクロで勝負するのが真のモバイラーと言うものよ!!」
権三はVxを手に見栄を切りつつ言い放った。
しかし、珈琲も負けてはいない。立ちあがりつつレジの方に目を向ける。
「あそこでカラーモデルで大騒ぎしてるのがいてもかね?」
「何?」
ふと見ると、奥のレジにえ?ジジイ?がいた。
「何、ここプリズムの予約やっているとな!?よかろう!!予約じゃ!!ここのところまた良くわからん残業続きじゃから見ろ!!わしのストレスゲージがレッドゾーンを突破しておるわ!!今すぐ予約するからさっさと予約票をよこさんか!!」
レジ横の「Prism予約承ります」の札に興奮し、鞄から即座にペンを取り出すえ?ジジイ?であった。
ペンを取り出す前に、誤って「クロスバーWitnクロスボールペン」を取り出したのは、サービスかご愛嬌か・・・(^^;; ヒヤアセ

その姿を見て、権三はかぶりをふった。
「よりにもよって、こんな時にあやつの姿を見るとは・・・。コピ!とっととここから出るぞ!!と、言う事でわしはこのパームを買うぞい。」
「か、かしこまりました。」
権三に急かされて、店員は新品のVxを陳列棚の下から出そうとした。
と、そこへ・・・。
「いやー、またこれであっしのストレスゲージがゼロになったの〜。おや権田原の、どうした?Palmを買いに来たのか?」
予約が出来て上機嫌なえ?ジジイ?は親しい仇敵の姿を見つけからかい半分に声をかけた。
「ちっ!嫌な時に会ったものよ。そうともこの馬鹿がなかなかパームを売りよらんから叱ってやったところじゃ。」
権三の言葉にジジイは首を捻る。
「え?だってここに誘導してくれたんじゃろ?親切な店員じゃないか。」
「ふっ、お前はわかっとらんな。赫赫云々」
「あほはお主のほうじゃい。よー見てみぃ。どれもPalmComputingの初期画面が出ようもん。」
ジジイは、なれた手つきで、陳列棚のPalmOS互換機をソフトリセットして行く。すると、権三の手の中のVxと同じPalmComputingの初期画面が現れた。
権三、各PalmOS搭載機を触りつつ・・・
「ぬぅ・・・。」
「まったくそんな事もわからんで買いに来よったんか。どうしようもない阿呆じゃのう。ちっとはその手の本見て勉強せんか。」
呆れつつ、ジジイは権三に語り掛けた。その横で店員もジジイの言葉にうなずく。
「ぬぅぅ・・・退却じゃ!!店員、このパームの代金じゃ!受けとれい!釣りはいらん!!」
「え?ちょちょっとお客さん困りますよ〜。」
いきなり大金を渡され店員も戸惑う。
権三は立ち去りつつジジイに向かって叫んだ。
「ジジイ、覚えておれ〜!この借りはきっと返してくれるわ〜!!」
権三は逃げるようにOA館(やかた)を後にした。
手には先ほどのVxを持って・・・。

「お、お客さ〜ん!!それモックですよ〜!!」
店員の声は既に権三には届かなかった。

(第3話終了)

(次回予告)
君達に最新情報を公開しよう!
何とかパームを手に入れた権三。
しかし、他のPDAと比較することなく入手したパームは果たして権三を満足させる事ができるのか!?
それとも、やはり他のPDAに買い換えてしまうのか?
「超初心者ゴンザレス」NEXT!
「Palmへの挑戦」

次回もこのHPでファイナルホットシンク承認!!

これが勝利の鍵だ!(月刊アスキー2000年12月号)

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2000.12.19 
 「アホアナリスト」
ドテ@エコパ-)  



経済政策を立案・実施するにあたって非常に重要なのは,「遊休経済資源をいかに有効に活用するか」ということである。遊休設備や遊休労働者を政府の経済政策によって上手く活用することによって,過剰設備は解消し,失業率は低下し,景気は好転するのである。

「どのような政策を採用すればよいのか?」,「どのような政策が有効か?」,という問いに対しては,「遊休経済資源をどれだけ有効に活用できるか?」という基準から施策を選択すればよいのである。

しかし,政策を打ち出すためには,経済の現状に対する正確な分析が不可欠である。政策を病院の出す「処方箋」に例えるとするならば,分析は医師が行う「問診」「検査」「診断」である。「処方箋」が適切であるかどうかは,すべて「診断」が正確であるかどうかに依存しているといっても過言ではない。

前に私が以前に書いた「ビジネス・プラン」には,この「診断」が欠けている。よりよくPAG-Jを利用して儲けるためには,PAG-Jのメンバー一人一人を分析することを通じて,メンバーという「資源」を有効に活用しなければならない。よりよい「診断」が,より儲かる「処方箋」を生み出すのである。

おっと,アホサイトに書くには難しすぎる内容であったかもしれない。でも心配しないで欲しい。哲学的アホの分析はぱ〜太郎氏に任せてあるので,私はもっと具体的にメンバーサイトの分析を通じて,メンバーのアホ度,アホ特性,アホ遍歴,アホに至る過程などなどを割り出してみたい。言うなれば,私がアホアナリスト(分析家)になって,アホサイトを「斬る」のである(大げさ)。

さて,誰を最初に血祭りにあげようか・・・・。ぐうぇふぇっふぇっふぇっふぇっ(+_+)\バキッ!


※多分に誇張・虚偽・冗談を含んでおりますので,ご理解のほどを。

 

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2000.12.20
私がパームを買ったわけ
  〜かりんの場合〜
かりん@GO PEACH!


あれは去年の5月くらいだったと思います、仕事場に研修に来ていたMacユーザーの方にポチさんの「モバイルな日々」を見ろと薦められたのは。当時バリバリ(死語)のWinユーザーだったワタシは「モバ日々」よりも「Palmをポッケにつめこんで」の方に興味を引かれました。それが初めてPalmの存在を知ったきっかけです。ちょうどIBMから日本語版のPalmであるWorkPadが発売された頃で、随分と敷き居も低くなっており、連日「パムぽけ」のリンクから飛び捲り、Palmに関する情報を読みあさりました。そして、だんだんとその黒光りする小さなマシンからなぜか目が離せなくなったワタシは、ある日ついに新橋サラリーマン御用達のお店、キムラヤへ吸い込まれるようにふらふらと入り、帰りにはWP30Jの箱を手にしていたのです。たぶん「ああいったモノを持っている自分ってかっこいいかも。」なんて気持ちが一番強かったのでしょう。ワタシがPalmに手を出した最大の理由はそれだろうな、と今になって思ってたりもします。なにせワタシは根がミーハーの権化みたいなヤツですからね(^^;;;。実際、Palmは仕事で使う頻度より、圧倒的にお絵描きしたり日記を書いてる頻度の方が高いんだもん。それでも、営業でもないし、ましてやキャリアウーマン(死語)などという存在から程遠い自分が、電子手帳(勘違い)などと言うものを使いこなせるのか相当悩んでの買い物でしたが、使ってみればそこはカスタマイズ至上主義のPalmOSマシン。まるで自分のもうひとつの手のようになじんでくるのだから不思議ですよね。

今じゃすっかり病気とまで言われる程、Palmに依存した生活を送っています。文字を走り書きすればGrafittiだし、予定もToDoもPalmを見なくちゃ分からないし、仕事中にチャットするようになったし、いつのまにか2台もPalmを持ち歩いてるし(しかもメーカー修理に出せないし)、そんなのまだまだ可愛い方さ、とか自分を誤魔化そうとしてるし、あれ?本当にPalmを買って役に立ってるんでしょうか?(あせ)ま、そんな些細な疑問は棚の上に放っておいて、これからもワタシに第2の脳と素晴らしき人々との出会いをくれたPalmを大切に使い続けて行きたいと思っています。決してPalmと出会って生活が壊れたなんて事はありませんですよ、ええ。はい、そこでウソだろ、とか思っちゃいけません。

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2000.12.21 「超初心者ゴンザレス」
 インターミッション2
え?ジジイ?@ノキアン・パーム(仮称)


さて、OA館(やかた)から権三達が立ち去って、数時間後の事・・・。

「まったく、店頭にあるものつかんで持ってく馬鹿がおるかね?今時小学生でもせんと思うよ。」
ぶつぶつ愚痴を言いながら、珈琲が戻ってきた。
そう、本物と間違えてモックを持っていってしまった事に気付いた権三に珈琲は「交換して来い」と言われたのである。
「まったく恥ずかしいったらありゃしない。」
そう言いつつ珈琲はOA館(やかた)に入って行った。

相変わらずOA館(やかた)は混んでいた。
そこで珈琲は先ほどの店員を見つけ、声をかけた。
「あの、すみません。先ほどご迷惑をおかけした権田原の秘書ですが、Vxの交換に伺いました。」
「あ、先ほどの方ですね。お待ちしてました!」
「Handspring」とロゴの入った法被を着た先ほどの店員がにこやかに対応した。
「・・・タフですなあ、あなた。」
珈琲は思わず感心してそう言った。
「いやー、良くある事ですから。その場はちょっと大変ですけどお客さんも入れ替わり立ち代りですし。あ、これお買い上げのVxです。どうぞ。」
店員はそう言ってVxを珈琲に渡した。
「いや、すんません。」
「それと・・・権田原さん、お釣りなんですが・・・。」
「あ、あれ?良いって。店をお騒がせした迷惑料として取っといて下さい。どうせ、うちの事務所安い人件費と高い交渉費用でぼろ儲けですから。」
「いや、いくら何でもVx1台に×0万円なんて、どう考えても・・・(^^;; ヒヤアセ」
そりゃそうだ。店員からすれば収支が合わないことこの上ない。
「ま、そうだがね〜。何せあの親父、100万以下は端金らしいから、オーバー分はあんたのポケットマネーとして受け取っといてよ。」
珈琲はと言えば早く帰らないと権三が怒り出す事がわかっているので、ぞんざいに答えるのだが・・・。

「いや、でしたら、何かお好きなPDA選んでって下さい。」
「え?本当??」
店員の思いがけぬ提案に珈琲も乗り気になる。
速攻で陳列棚をグルグル廻る珈琲。
「うーん、どれも良さそうだけどねー。あの爺はテレビで見た「パーム」に御執心だけど、中身はどれも一緒なんでしょ?」
「ええ、まあ、そうですね。ちょこちょこっと違いはありますが・・・。」
痛いところを珈琲に突かれて、店員も言葉を濁す。
「かと言って他のPDAも変わり映えしないしねー。最近話題のザウルスも、別にキーボードがついたから何?って所だしね。最初に買うPDAがザウルスでなければあの機種もそれほど意味なさそうだし、CEはCEでヒューレットパッカード以外はどれも十把一絡げで変わり映えしないし。PDAで電子メールするのもよほど出張が多いとか言うのでなければ意味なさそうだし、うーん、おいらとしてはあまり持たなくて良さそうだが・・・。」
案外珈琲も詳しかったりする(^^ゞ

「あのさ、パーム同士でデータのやりとりってできるの?」
「あ、できますよ。赤外線通信で予定のバックアップとか別に違う機種でも今のPalmなら大丈夫です。」
店員は珈琲の問いに軽く答える。
「ほへー、そうなん。そしたらさ、さっきジジイさんが予約してたPrismってのが良いかな?」
「あ、それでしたら、たった今入荷しました。丁度予約分以外でお一人様分だけ店頭にお出し出来るのがありますが・・・」
「ふーん、じゃ、それにしようかな?ジジイさんと一緒の機種なら色々聞き易いし。・・・とは言ってもな〜、おいらが買ったとなるとあの爺の事だから多分予定表作成とかおいらにやらせるのだろうしなあ。」

・・・この時点で珈琲もまたPalmな世界に足を踏み込んだ事となる。

その後、Prismを買ったことが権三にばれて、珈琲は散々な目に会うのだが、それはまた別の話である(+_+)\バキッ

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2000.12.22 
 あの人は今・・・(Pilot1000編)
NAS芹沢@大阪PalmIII


少し前に「私がパームを買ったわけ 〜NAS芹沢の場合〜」というのを書きました。

その中で、私をPalmの世界へ導いた、DOS/Vパラダイス秋葉原本店に置いてあったPalmの初代機「Pilot1000」について語ったのですが、これに関して、なんと、今、全国各地で話題沸騰中の超有名Palmware作家今関氏から衝撃的なメールをいただきましたので紹介します。

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PAG-J Official HomePage の「私がパームを買ったわけ〜NAS芹沢の場合〜」を見ていて気が付いたのですが。。。1998 年初頭「PalmOS1.0テストマシン」を求めていた私も、DOS/V パラダイスのPILOT1000 に目をつけていまして「なにやら、見かけるたびに値段が下がっているような。。よし、1万円台になったら買う」と心に決めてドキドキしながら 2ヶ月ほど待ち、無事(?)にゲットすることができました。
と、いうことで、NAS芹沢さんを Palm の世界に引きずり込んだPILOT1000 は(たぶん)私の手元にあります(^^;
いえ、これだけなのですが、ちょっと不思議なものを感じたのでメールさせていただきました。

PS.
でも、PILOT1000 の 1000 は「メモリー容量 1M」だと勘違いしていた私は、結局SuperPilotII を追加したりで高い買い物になりました。。。

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いや〜驚きました!

私があのとき先に2万円台でPilot1000を買ってしまっていたら、その後の日本Palmware界の発展が妨げられたかもしれません。いや、少なくとも今関氏のPalmware開発に支障をきたしたかも・・・。それどころか、Pilot1000は私の手によって一生ゲームしかインストールしてもらえないという、悲しい人生を送るところだったのです!

私は関西に帰ってからもときおり、あのPilot1000のことを考えていました。

あんな薄暗い場所で、まだ誰にも買われずに寂しそうにしているのではないか、はたまた、パーツマニアの手に渡り、瞬時にしてバラされてしまっているのではないか、とかいろいろ考えました。

でも、今も愛されて現役で活躍している、しかもPalmware開発の第一人者のところで幸せに暮らしている、それがわかって私はうれしいです。ほんとによかった・・・。

そして、今関氏なら、きっとこれからも・・・。
一度でいいから「今関氏の」Pilot1000に会ってみたいです。

自分のPalmをもっともっと大切に使わなあかんな、愛さないとあかんな、
とあらためて思ったNAS芹沢でした。

あなたは自分のPalm、愛していますか?大切にしていますか?

 

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2000.12.25 
 
くりすますじゃい!わ〜れ〜(1)
 アホスタッフエ

 クリスマスヤカラシキユウネタヨコセ。シキユウナ!
 恋人はサンタクロース
ふふふ@ふふふPalm


今日はクリスマス。
しかし、半年前に恋人と別れたK子は、一緒に過ごす相手もなく
仕事帰りの暗い道を憂鬱な気持ちで家路へ向かっていた・・・

20世紀最後のクリスマスを一人で迎えるなんて・・・・

K子の横をカップルを乗せた車が通り過ぎた。
中からは「恋人はサンタクロース」のメロディがかすかに聞こえる。

「どこかに私のサンタクロースはいないのかしら・・・・」

自宅のアパートが近づいてきた。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

アパートの階段の暗がりの中に、背の高い男が立っている。
遠目から、男は赤いコートを着て、白い髭をはやしているようにみえる。

「サンタクロース?まさか・・・」

さらに近づくと、男はK子をほうを見つめて、微笑んでいる

怖いという気持ちより、好奇心が先に立ち、
K子は勇気を出して、男に近づいていった。

「あの〜・・・・・・・・・・誰?」

K子が小さな声で問いかけたときである。
男は、赤いマントを大きく広げた


サンタと思った男は、通り魔だった(+_+)\バキッ!

 サンタクロースの悲劇
■サンタクロースの悲劇(くみちょ編)

ここは、くみちょ家
ベランダには、クリスマスプレゼントを入れる靴下をが吊されている

サンタクロース「どれどれ、くみちょは一体、何が欲しいのかな」

靴下の中を探るサンタクロース

靴下の中の紙切れには、こう書かれてあった

<1週間履いた靴下です>

サンタ「クンクン・・・・くっさー」

■サンタクロースの悲劇(ふふふ編)

ここは、ふふふ家。ふふふとうふふが寝ている。ふふふは会社の部下とのドライブの夢を見ている。うふふは白馬の騎士とのデートを夢見ている。二人とも枕は涎で濡れている。枕元には何故か便器が置いてある。ふたを開けると

「サンタ様、お寒いところご苦労様でございます。私たちは何も要りません。せっかくですから、記念にうんこをしていってください。遠慮は無用。我が家の家宝にします。ふふふより」


■サンタクロースの悲劇(ジジイ篇)


12月24日の真夜中。
ほっほっほ〜、と言いながら赤い頭巾に白いひげ赤いジャケットに赤いズボンと言うクラシカルなスタイルで、ずんぐりむっくりな男がとある家に入っていく。
「さてさて、この家には何を置いていけばよかったかいの〜。」
ひとりごとを呟きつつ、男は寝室に向かう。
と、寝室の入り口に靴下と張り紙があった。
張り紙を読んで見る。
「サンタさんへ。今年から私の許可なしに亭主にろくなものを与えないで下さい。Byパームさん」
「おやおや、しょうがないですねえ。」
男は袋から「21世紀パーム(どんなんでしょう?)」を取り出すと、靴下に詰めようとした。
・・・と、そこへスリッパが飛んでくる。
スパーーン、と小気味良い音が響いた。
「だから入れるなって言ってるでしょう、あんた!」
「げっ、かーちゃん起きてたん?」
「はやくお店に返してくる!わかった??」
「・・・はい(;.;)シクシク」
サンタに扮したえ?ジジイ?は、しょうがなくすごすごとお店に21世紀パームを返品に行ったそうな(+_+)\バキッ


■サンタクロースの悲劇(ゲルショッカー篇)


12月24日夜。
ここはゲルショッカーのアジトであるワンルームマンション。
そのベランダに横付けされたトナカイのソリ。そう、サンタクロースである。

サンタ「ふぉっふぉっふぉっ、さて、ゲルショッカーの望みはなんじゃろうかのぅ」

ベランダの引き戸を開けて中に入ったサンタクロース。
が、次の瞬間、サンタは凍りついた。

暗い部屋に揺らめくロウソクの灯り。その灯りのもとに広げられた魔法陣が描かれた羊皮紙。
その真中には牛の頭が置かれ、物凄い形相をしたゲルショッカーが剣を片手に立っていた。

サンタ
「な、な、何じゃ、こ、こ、こ、これは!?」
ゲル「おお、ようこそ、お待ちしておりました。ついに大願成就の時が来たのですね!」
サンタ「た、大願成就って、わしを待っておったのか?」
ゲル「もちろんです。この魂と引き換えに、世界征服の野望を果たさんとしておったのですから」
サンタ「た、た、た、魂と引き換えぇ? そ、それに世界征服って、そんなこと、ワシに願っても無理じゃぞい。」
ゲル「そんなことおっしゃらずに。あなた様が魂と引き換えにどんな願いもかなえてくださるというのは世界の定説じゃないですか。さあ、早く誓約書に血のサインをさせてください!」
サンタ「ちょ、ちょ、ちょっと待て。ワシは良い子にプレゼントを与えるのが仕事のサンタクロースじゃぞ。た、魂なんぞ奪ってどうするんじゃい!」
ゲル「へ? はて? …(しばし黙考)…し、しまった! さ、さ、さ、サタン様と間違ってしまった!」

(+_+)\バキッ!(+_+)\バキッ!(+_+)\バキッ!(+_+)\バキッ!

ついでに、オチがバレバレだったので作者に(+_+)\バキッ!



■サンタクロースの悲劇(
裕峰編)


ここは、
くりすたるあーと

サンタ「さて、さて裕峰先生は何が欲しいのかな?」

UFO「お待ちしていました、サンタさん」

サンタ「えっ?」

きゃー、やめて〜、くすぐったい〜

■サンタクロースの悲劇(ぱたりろ編)

ここは、ぱたりろ家

サンタ「さて、さて、ぱたりろさんは何が欲しいのかな?」
玄関には、こう書かれてあった

<プレゼントは、S○Xに入れてね、ちゃうちゃうサックスやがな。>

サンタ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

サンタは、後ろに影を感じた

ぱたりろ「サックス吹けるか?ブオ〜、ちゃうちゃうソックスやがな。日本語でいえば股下(ちゃうちゃう、靴下やんけ)」

サンタ「・・・・・・・・・・・・・・・・・(恐怖の眼差し)」

ぱたりろ「死んでも知らんで」

サンタ、死亡・・・・

■サンタクロースの悲劇(Lica姐編)

ここは、Lica姐の家
玄関には、クリスマスプレゼントを入れる靴下が吊されて・・・

いや、ストッキングである。

しかも、丈夫なサポートタイプではない。
びろーんと伸びる安物のストッキングだ。

サンタクロース「どれどれ、Lica姐は一体、何が欲しいのかな」

ストッキングの中に円筒状のものが入っていた。
サンタはそれを取り出し、真中のひもの結び目を解いた。

サンタの足元に、巻物がころころころ〜〜っと転がり落ちた。そこには「え〜っとね、欲しいものはね〜、PalmVxミレニアムエディションとぉ、オーソドキシーのPalmケースとぉ、WorkPad用の内蔵PHSモジュールとぉ、あ、それからそれから、ルイ・ヴィトンの特注ケースね。あとはぁ、クロスバーにしちゃうクロスボールペンのいっちばん高級なやつとぉ、他にはねぇ・・・」

巻物はLica姐の物欲を満たすべく、地球を一周した(+_+)\バキッ!

サンタクロースは一晩かかって、Lica姐の欲しいものを全部集めた。
ストッキングはそれらを飲み込んで巨大に膨れ上がっていた。
なるほど、靴下じゃ入りきらんわけだ(+_+)\バキッ!

ふと見ると、朝日が顔をのぞかせている。
サンタクロース「おお、もう夜明けか。帰るぞ、トナカイたち。」
しかし、世界中を走り回ったトナカイたちはもうヘトヘトのバテバテである。

サンタクロース「困ったのぉ。このままでは人目についてしまう。
急いで帰らなければ・・・」

とんとん。
サンタの肩を後ろから叩く者がいた。
サンタが振り向くと、そこには

マグマ大使
モル
ガム

の親子がにこやかに立っていた。

シャキーン、シャキーン、シャキーン

親子はロケットに変身した。
そしてサンタクロースとトナカイたちは、そのロケットに乗って
本国へと帰っていったのである・・・

完。(+_+)\バキッ!

12月25日・・・この日は世間ではクリスマス。
デパートには様々なアイテムが並び、人々はクリスマス商戦に群がっていた。
そのすぐ後には、年末商戦も控えていると言うのに・・・。
しかし、世間の動きとは別に、ひそかにクリスマスの到来を待つものもいた・・・。
その男の名は・・・

「超初心者ゴンザレス」クリスマスSP
「超高層の激闘!!(前編)」
え?ジジイ?@ノキアン・パーム(仮称)

「ぶへーっくしん!!」
あまりの寒さに珈琲はくしゃみがとまらない。
時は2000年12月24日。
世間はクリスマスと言うのに、権三と珈琲はこの日も仕事であった。
そして、仕事が終わっても権三は珈琲に対し双眼鏡を渡し、西の空を見張れ、と命じ
ていたのであった。
で、権三の事務所のある新宿高層ビルの屋上。
それはそれは強い風が吹いている。
「洒落にならねえだよ。まったくまたやるつもりだかね?」
どうやら珈琲は、権三が何故見張るよう命じたのか知っているようだ。
「待たせたのう。」
ようやく屋上に現れた権三。
見れば背中に大きなロケットブースターを背負っている。
「今回はそれでやるのかね?」
権三を見ることなく、珈琲はぼやく。
「うむ、こればっかりはけじめだからな。で、見えたか?」
「うんにゃ。NORADのレーダーにも現れないだよ。」
珈琲はかぶりをふる。
「そりゃそうだ。奴の機体のステルス性能は、オーバーテクノロジーの産物だから
な。」
権三は珈琲の傍らに置いてあった魔法瓶を開け、緑茶を飲む。
「ごぶぁ〜。珈琲!何度で入れたのだぁぁぁぁぁ〜!!」
あまりの熱さに茶を噴出しつつ権三が叫ぶ。
「いや〜、100℃。あまりに熱かったからそこにほったらかしにしといたのだが
ね。」

「貴様も飲め。」

「いやだよ。」

「飲まぬか、貴様ぁぁぁ〜!!」
無理やり珈琲の口をこじ開け、お茶を注ぐ権三。
「ふぎゃこぽぺ〜!!」
口が腫れ上がる珈琲。
「まったく、とんだ時間をくったわい・・・お!?ようやく来おったな?」
珈琲から取り上げた双眼鏡で西の空を見張っていると、どうやら権三は目当てのもの
を発見したようだ。
「珈琲!点火しろ!!」
「ほうほう」
珈琲はといえば、熱すぎる緑茶で口がやけどしていて、権三の言葉が聞こえる状況で
はない。

「ちっ、仕方ない。」
権三はベルトのバックルに装着したコントローラーのスイッチを入れる。

ゴウッ!

轟音と共に、権三は空高く舞い上がった!!

「お〜冷えるの〜。某所から特殊対策の防護服をもらっておいてよかったわい。」
権三はつぶやきつつ、背中のロケットを操る。
轟音と共に飛ぶその姿は、どう見ても「ジャイアント・ロボ(OVA版)」である。
「よし!見えた!!」
権三は目標を定めると、一気に加速した。

その目標は・・・なんと、6頭のトナカイの引く橇を操る赤い服を身にまとい白いボ
ンボンをつけた赤い帽子をかぶった白髭の男であった!!


(続く)
モットネタヨコサンカイ!ワーレー!
(クリスマスは終わったけれど,ネタはまだまだ続きます)
PAG0049∧TOP>FILEINDEX>>HOME
2000.12.26 
 
くりすますじゃい!わ〜れ〜(2)
 アホスタッフエ

 モットクリスマスネタヨコサンカイワ〜レ〜!
 パームサンタ
Lica姐@大阪マグマパーム


 クリスマスプレゼント
靖之介@手のひら侍


街の中に赤と緑の色が目立つ。恋人たちは頬を寄せ合い、お父さんは、おっきな箱を誇らしげに抱え家路を急ぐ。街全体が鈴の音と歌声に溢れ、優しく人々を包む。でも僕はそんな優しさに耐え切れなくて、ディパック背負い、ポケットにTRGproを突っ込んで、MTBで街から逃げ出した。やみくもにペダルを回し、シーズンを過ぎて静かなキャンプ場についた僕は、冷え切った体で火を起こし板チョコをかじりながらポケット壜のウイスキーを飲み出した。
焚き火が大きくなるとバッグから取り出した行き場を失しなったクリスマスプレゼントを火の中に放り投げた。久しぶりに声をあげて泣きながら、僕はずっと飲みつづけた。
翌朝アラームの音に起された僕は眼の奥の鈍い痛みを我慢して寝袋から這い出た。ロッジから出て身支度を整えると、また僕は、昨日来た道を走り出した。
僕のところにやって来たサンタは何もプレゼントは置いていかなかったが、胸のあたりの重い固まりを持って行ってくれたようで、少し気持ちが軽い。僕はズキズキとした痛みに悩まされながらも口元には久しぶりの笑みがあった。そして朝日の眩しさにかざした右手で楽になった胸に触れた。
『あっ!』
ロッジの片隅では胸ポケットに入れ忘れられたTRGproが「あほ、そら軽いわ!」とツッこんでいた。

 クリスマスプレイ
Upup@Upup Palm Load!


携帯にメールが着信したようだ。
信号待ちの間に送信のぬしを確認してみるか
M子からだ。
NOKIA NM502iの貧弱なバックライトに彼女からのメッセージが浮ぶ


 ベランダはあかんで、げんかんからオイデ。 えむこ


そう、いつもベランダから出入りしている(なんでやねん!)

なのに今夜に限ってどうしたんだろう?
クリスマスだから?まさかバレちゃったとか・・
いよいよ正式に紹介ということで、両親に会わされる?

おいおい、マズイそりゃ!

だってオイラはトナカイさん(真っ赤なオハナの)

今夜はクリスマスイブ
トナカイの着ぐるみでいつものようにベランダから登場!
彼女を驚かせてやろうと企んでいたんだ。

もちろん彼女のために「サンタガール」の衣装も用意してある。
きっと驚いて感激するに違いない(しないと思う)
これで「サンタプレイ」のセットアップはバッチリさ

ぐひひひひーっ!(よだれ)(+_+)\バキッ!!

だから玄関からなんて入れないって・・・
今は運転中だから頭は外してるけど
トナカイさんの着ぐるみ着てるんだよ〜

それに、よーく考えたら着替え持ってない!(なんでやねん!)

まっ、いいかぁ〜〜(+_+)\バキッ!!

彼女と両親とアホトナカイさんの運命はいかに!

次回のクリスマスイブでファイナルホットシンク(承認)!

あかん・・オチが思いつかん・・(+_+)\バキッ!!(+_+)\バキ!!(+_+)\バキッ!!
(+_+)\バキッ!!(+_+)\バキッ!!(+_+)\バキッ!!(+_+)\バキッ!!
(+_+)\バキッ!!(+_+)\バキッ!!(+_+)\バキッ!!(+_+)\バキッ!!
(+_+)\バキッ!!(+_+)\バキッ!!(+_+)\バキッ!!(+_+)\バキッ!!

(前回までのあらすじ)
2000年12月24日深夜。西の空から超高速で飛来する物体をキャッチした権三は、大型双発ロケットを背負い、特殊防護服を身にまとい、あたかも「ジャイアント・ロボ(OVA版)」の如きスタイルで、その物体に挑む。
超高速で飛来する物体はなんと・・・6頭立てのトナカイの引く橇に乗る、全身赤装束の白髭の男であった!!

「超初心者ゴンザレス」クリスマスSP
「超高層の激闘!(後編)」
え?ジジイ?@ノキアン・パーム(仮称)


「主殿、8時の方向より高速で飛来する物体。レンジ4に確認。」
「ほっほっほ〜。さてもさても。ここは日本の空であったか。ならばあの男に違いあるまい。」
6頭立てのトナカイの先頭に位置する白い毛並みに赤く光る鼻のトナカイの警告に、白髭の男は旧友に会うかの如く笑みをもらす。
「高速飛来物体、レンジ3に接近。レンジ2に進入!レンジ1に突入!!」
急速に接近する物体に赤鼻の警告が響く。
それに呼応するかのごとく、白髭の男も叫ぶ。
「ルドルフ!St.−MAX発動!!」
「イエス、マイ・マスター!!」
瞬時に橇全体が白い光に包まれ、虚空へかけあがる。

それを見た権三は・・・。
「ちっ、奴め!St.−MAXを発動させおったか!ならばこちらも!!アフターバーナー・レッドパワー!スーパーチャージ・オン!!」
ゴッと言う鈍い音の後、権三の姿も紅い光に包まれた。

12月25日に換わったばかりの東京上空で、白と紅、二つの光が激突を繰り返す!

・・・通常であれば、東京上空でこれほどの激突が起きれば、在日米軍・航空自衛隊等がスクランブルをかけるわ、東京都知事は戒厳令と共に最高指揮官として君臨するわと大騒ぎになるのだが、どうやら、どこもこの激突の正体がわかっているからか、騒ぎにはなっていない。
どこからか圧力がかかっているからか、テレビも取り上げない様だ。
さて、話を戻そう・・・

「やい、サンタ!今年こそはX’masプレゼントを頂戴するぞ!!」
紅い権三は叫びつつ白い光につつまれた橇に突進する。
「ほっほっほ〜。大の大人が恥かしいとは思わんのかね。わしは子供にも大人にも均しくプレゼントを配布するが、お前さんは望むものは何でも手に入る地位にあるではないか。」
サンタと呼ばれた男は、紅い権三を避けつつ権三を諭す。
されど権三は・・・
「やかましい!子供の頃希望する品を一つも持ってこなかった男が何を言うか!わしが当時欲しかったのはゲームとか玩具であって、参考書とかノートではないわい!!」
叫びつつ体制を立て直す。
「ほっほっほ〜。それはお前さんの親御さんがそう望んだのだろうよ。だからこそ権三さん、あんたは世の中の役に立つ人間に育ったのではないかな?ならばわしに要求するのは筋違いと言う物じゃよ。まあ、毎年言ってるのだがねえ、この事は。」
サンタの発言はもっともである。
だが、聞く耳を持つ権三ではない。
「そんな事は百も承知よ!だが欲しい物がもらえんかった悲しみはお前さんにはわかるまい!!行くぞぉぉぉ!!ゴォォォンザレスゥゥゥゥ!パァァァァァァンチッ!!」
加速度をつけた必殺技が橇を直撃する・・・かに見えた瞬間、権三のパンチが橇の数ミリ手前で停止する。
・・・いや、何らかの障壁に阻まれている様だ。
「ぬうっ!St.フイールド!!慈愛に満ちた聖人でなければ通過できぬと言うアレか!?」
「ほっほっほ。憎しみの力ではわしの橇を直撃する事はできんよ。ほれお前さんにはこれをやろう。」
サンタは懐からコバルトブルーの物体を取り出すと権三に向けた。
衝撃が権三の身体を虚空へ突き飛ばす。
「のわぁぁぁぁぁぁぁっ!」
権三はくるくると地上へ落下して行く。
「来年こそは真人間になっておれよ〜。」
落ち行く権三に声をかけつつ、サンタは橇を進める。
まだ廻らなければならない箇所が沢山あるのだ。

「おのれぇぇぇぇ、サンタァァァァァァァァ!覚えておれよぉぉぉぉぉぉぉぉ〜」
落ちつつ権三も声の限り叫ぶ。

こうして、毎年12月に東京上空で繰り広げられる激闘は今年も幕を閉じた・・・。


そして、権三の事務所のある新宿の高層ビル屋上・・・。
ようやく口が動くようになった珈琲が見張りの後片付けをしていた。
「まったく、自分ばっかりもらおうとしてからに。日頃の業務に役立っている俺らにも、何らかのプレゼントがほしいところだよ。」
ぶつぶつと文句を言っていると、空の彼方からジェット機の様な轟音が響いてくる。
「ふ〜やれやれ、今年は長く持ったほうだね。」
言いつつ、屋上に巨大なクッションマットを広げる。

ぼよ〜〜〜〜ん。

権三が着地する。

「お帰り。首尾はどうだったね?」
「やはりあの障壁を破らん事には話にならん。来年は今まで以上の破壊力を持つ技を持ってあの障壁を打ち砕いて見せるわい。」
権三は既に来年の対策を考えていた。
やれやれと首を振る珈琲。とその目線が一点で止まる。
「爺、サンタさんから何かもらったようだよ。」
「何!?そんな馬鹿な??」
言いつつ権三は、珈琲の指摘により懐に入れてあったVxを見た。
そこには、グリーティング・ビームカードが表示されていた。
差出人の名は「St.Claus&Rudorf」となっていた。


「やつめ、やりおるわい。」
権三は来年の戦いに思いを馳せつつ、サンタの走り去った方角に目を向けた。

いつしか、空から雪が降ってきた。
この一年の色々な汚れを包み隠す様に・・・。

(クリスマスSP終了)



(次回予告!?)
君達に最新情報を公開しよう!
クリスマスが終れば正月が来る!!
正月と言う事は冬休み!!
と言う事は、ゴンザレスも冬休みSPが存在するのか!?
それとも、春休みまでお預けなのか!?
「超初心者ゴンザレスSP」NEXT!!
次のスペシャルもこのHPでファイナルホットシンク承認!!



これが勝利の鍵だ!!(計画未定)
【世紀末のサンタクロース事情】
ますだあきら@Palm/Pilot Race

「動くな」
 (カチリ) と撃鉄を起す音が部屋に響く。こめかみに当てられた銃口が冷たい。
「・・モデルガン・・ だよね」と訊きながらも、両手をゆっくりと上げた。
「でも、この至近距離で打ったら、けっこうイタいよ」
「なんで打つ?」
「だって、あきらかに不法侵入じゃん」

 ゆっくりと体を起す、銃口はこちらに向けられたままだ。二人並んで (フォールドアップ) 状態。
「コラ、トナ!コイツ、どうして起きてんだよ!」となりの相棒に小声で訊く。
「さあ、また抗体ができてしまったんでしょうかねぇ。30年前もありましたよね。だんだんスパンが短くなっているのは、環境汚染とかの問題ですか〜」
「そんな悠長なこと云ってるときかっ」「どーせ、当ったってイタくないですよこの距離じゃあ」

 今夜は、クリスマス・イブ。今、サンタクロースとトナカイが醜態を晒しているのは、銃を向けている、この子供の部屋である。
 システムとして、サンタクロースが訪ずれたとき、その家の住人は、親も子供も健やかな眠りに落ちるようになっているのだが、トナカイの云うように (ある種の抗体) がそれを無効化してしまったらしい。

 しばしそうしていたが、腕が疲れてきた。
「ふぉっふぉっふぉっ、『不法侵入』なんてとんでもない、ワシを見れば誰なのか一目瞭然じゃろう」
「バルタン星人?」
「フォッフォッフォッー って、なんでそんなの知ってんだよ!」
「大将ぉ〜、ジが出てますよ〜」
 サンタのおじいさんじゃないかっ! と叫ぶと、
「『三太』さん?とても、日本人には見えないけど」
「トナ、コイツ殴ってイイ?」「ヤ、ヤメましょうよ〜」

「で、サンタさん、プレゼントは?」
 子供は、ポイっとモデルガンをベッドの上に放り投げた。

「ふぉっふぉォ、この情報化のナミの中、当然我々のシステムもネットワーク化されておる。今年のブレイクは、無論のコト『Palmシリーズ』じゃっ」
 口調を、おじいさんに戻して。
「へえ、けっこうリサーチしてんじゃん」
 サンタクロースは、もうずいぶんとしぼんでしまっていた白い袋の中から、クリスマスカラーで包装されたプレゼントを取り出す。
 とりあえず、受け取ったその子供は、その場で包装紙をびりびりと剥す。そして出て来たパッケージを見て。
「イマドキ、m100かよ。Prismだろ。ふつー」
 絶句。
「・・トナ、コイツ、蹴り入れていいか?」
「カンベンしてください〜」でも確かに彼の云うことは正しいですよぉ、と呟く。
「しょうがないだろう、大量発注は時間がかかるんだよ」
「だから、CLIE にしときましょう、って云ったのに」
「高いんだよ、子供のおもちゃにしては・・」
「『×ーチ』にでもしておけば良かったんですよぉ、素直に」
 その頃になってやっと、トナカイも両手を下ろす。

 子供は中から、m100 を出す。さっそく電池を詰めるために、裏蓋を開けた。
「ねぇ、もしかして、Palm 使ったことあるの?」その手際の良さを見て、トナカイが訊くと、その子供は黙って指を差した。その先には、CLIE と、Prism が Cradle に収まっている。
「これだけは無かったから、まあ、ちょうどいいや」
 白いたくさんの髭の下であまり分からないが、サンタクロースの頬がピクピクと痙攣するのがトナカイには見えた。
 サンタクロース、ぶつぶつ云いながら、古びた暖炉を模したゲートに向かう。これは子供部屋に入るためのシステムのひとつ。
「では、少年、また来年会おう」「大将、ぶっきらぼうスギですよ〜」
「ふぉっふぉっふぉっ (冷や汗)」
 頭をかがめて、ゲートに入ろうとしたときに、

「サンタさん」

 二人が、振り返ると。
「ありがとう」初めて、彼の口元が綻んだ。

 ソリの上。
「終った終った」サンタクロースの扮装を解く。意外と若い顔が白い髭の下から現われた。
「ダメですよ〜 ダレかに見られたときのために、おじいさんバージョンでいてください」
「たるい」
 そう云うとサンタクロースは、足を投げ出して伸びをする。

「・・あの子しかいませんでしたね、あの家」とトナカイ。
「ああ、」
「離婚したばっかりでしたっけ」
「ああ、」
 あの子供のデータファイルを思い出す。ついこの頃、両親が別れたばかりで、母親に連れられて前の家を出ている。その母親の気配が、今夜のあの家には無かった。
「べつにイマドキは珍しくも無いだろう」
「でも子供の心までは、イマドキに合わせられるワケじゃないでしょう?」
「そのための俺たちじゃねーの」
「そうですねぇ、」「イマドキは歓迎されないみたいだけどな」
「そんなことないでしょう。少なくともさっきのあの子は」
「どうかな。どうせ明日になったら、忘れてる」
 そういう仕組みらしい。
「でも、彼の気持ちに残るモノは必ずありますって、」

 雪が降り始めた。

「待て!おまえ帰ろうとしてないか?」
「ハイ、いまの子で最後でしたから」
「あほう、方向転換!」
 トナカイの角にチョップが入る。
「また、キャバクラですか〜」
「当たり前だろ、アミちゃんが俺を待っている」
「そんなぁ、一年に一度しか来ないような客、覚えてないですヨ。ただでさえ回転が早いですし、もういないかも・・」
「ダァー!つべこべ抜かすな、方向転換!」「へいへい」

 旋回し始めるソリ。
「毎年あの店にソリを横付けしてますよねぇ」
「年に一度のフィールドワークなんだから、いいだろっ、そのくらい」
「おもちかえりはやめてクダサイ。連れて戻るの大変なんですから〜」
「いいじゃねぇの、おまえも連れて帰れば?」「それって獣○って云うんじゃ」

 いささか、下品な会話がされながら、雪の中をソリが舞っていく。

 

ショウガツネタヨコサンカイワ〜レ〜!(+_+)\バキッ!
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2000.12.27 「超初心者ゴンザレス」 第四話
「Palmへの挑戦」
え?ジジイ?@ノキアン・パーム(仮称)

(主な登場人物)
権田原権三(仮名)・・・本編の主人公。年齢不詳。表の仕事は、え?ジジイ?と同じくネゴシエイト業務関係。あだ名はゴンザレス。気に入らない事があると「ゴンザレスパンチ」等の必殺技が飛び出す。性格は結構横暴。「真のモバイラー」を目指しており、え?ジジイ?をライバル視している。
権田原珈琲(仮名)・・・権三の曾孫。何故「珈琲」と言う名前がついたかは不明。権三の秘書であり、権三の必殺技を受けてもダメージを受けない唯一の人物。何気に権三より物知りかもしれない。
え?ジジイ?(仮名(自爆))・・・携帯電話系&Palm系ダメダメサイト「ノキアン・パーム(仮称)」管理人。表の仕事はネゴシエイター。対行政から対民間まで幅広くこなす。ストレスゲージが上がると「物欲」が発動するそうな。


・・・ここは権三の自宅。既に時計は昼を回っていた。
昨日新宿で買った「パーム」を前に、権三は目を丸くした。
「これだけなのか?」
Vxの箱の中には説明書の他にCD−ROMくらいしかなかった。あとはクレードルとかコンセントのみである。
「お〜い、コピ、以前松下さんところからもらったパソコンあったろ。あれの箱はどうした?」
呼びかけられた珈琲はと言えば、昨日OA館(やかた)から立ち去った後、手にしたVxがモックだと気づき、再度郊外にある権三宅から新宿まで交換に行かされた事から、まだ寝こけていた。
「おい、コピ!」
「う〜ん、むにゃむにゃ・・・もう食えません・・・」
権三の呼びかけに対し、珈琲は王道とも言うべき寝言で返した。
「むう、仕方あるまい。自分で探すか・・・。」
さすがにVxを取りに行かせた事に後ろめたさがあるからか、権三は珈琲をそのままにして、パソコンの箱を探し始めた。

1時間後・・・。
「ええいっ、こんな事なら余計な仏心など起こさねば良かったわい!」
埃だらけの物置から、埃のたまったパソコンの箱を取り出した。
中を開けて見る。
「・・・そうだよなあ、普通。」
権三は一人納得していた。
普通、パソコンを買うと箱の中には付属のソフトやプロバイダー勧誘のチラシなどが山の様に入っているものだが・・・。
「こりゃ、本当にシンプルと言うか何と言うか・・・。」
改めてVxの箱の中を見直し、そのシンプルさに幾ばくかの安心感と同時に不安も出てくる。
「他の機種だと色々とついて来るんだよなあ。」
買う前は見る気もしなかったパンフレットを見直すと、CE等のPDAは付属のソフト等がこれでもかと言うくらい入っている。いわば、子供の頃買ったお菓子のおまけみたいな物で、あればなんとなく満足感が得られると言う程度のモノなのだが・・・。
「なーんか、勢いで買って失敗したかな〜。」
キーボードで入力できるPDA等では、メモリもVxの8MBに対して最低でも16MBはあったり、色々とユーティーリティーを満足させるソフトがふんだんに付属していたり、スタンドアローンで電子メールの送受信すら可能であった。
「うーん、同じくらいの費用をかけるなら、やはりこう言うのにすればよかったかいな?」
何となく不満のたまる権三は、ふとえ?ジジイ?はどうしてパームを買ったのかと気になってきた。
「確か、奴は昔他の機種を使っていたはず・・・。何故このパームと言うのにはまったのかの〜??」
思い立ったら聞くしかない。しかし、正直に教えを請うのは恥ずかしい。何せ権三はいい年をした大人だから。
「ぐむー、こうなったら、声真似で行くか。」
権三は鼻をつまむと”あー”と声を出してみる。
「よし、何か近い声だぞ。こう言う時、テレビ電話がまだ普及していないってのがありがたいの〜。」
自信を持って、ある所へ電話を入れる。
「はい、え?ジジイ?ですが。」
「あ、ジジイさんですか?うちの権三がいつもお世話になってますです。」
「・・・おやコピさんかい?何か声の調子がおかしいが風邪かい?」
「えー、あー、まー、そう言う事で。」
声の調子がおかしいと言われ、権三はあせる。ここでばれてしまっては面子に関わると考え、速攻で質問に入った。
「ところで、ジジイさんは今もパームをお使いですよね。」
「ああ、使っとるよ。今までいろんなPDAを使っていたが、今はこれ一本じゃな。大体こういうものにGショックのような耐久性はいらんし、ゴウジャスな機能も実はいらなかったりするのだよ。何でかわかるかね?」
「さあ?さっぱり。どうせ買うならいろいろついてるほうがお得な気がするだが。」
権三は正直な感想を述べた。
「まあ、最初はそう思うのだがね、結局PDAの機能はそう使うもんじゃない。実際仕事で毎日使うのはスケジュールとメモ帳くらいでな。」
そこで一息おくとジジイはこう告げた。
「そう考えるとサイズ的にもパームのサイズくらいがわしにはちょうど良いのだよ。ま、それとパームには、それに関わるユーザーについての面白い話しが多くてな。ちょうどいい。どうせ権三さんの事だ。テレビか何かでパームを見つけて「これが良い」って思ったんだろう。まだ本屋で売っているだろうから、月刊アスキー2000年12月号の中に機長と言う人のコラムが載っておる。それを読んでみい。その上でやはり他のPDAに行くならそれはそれで構わないとわしは思うよ権三さん。」
「うむ、分かった。読んでみるとしよう・・・あ(^^;; ヒヤアセ」
「まあ、わしも随分悩んだが、やはりパームはそれに関わる人が面白いと、それがあればこそ、使い続けられると、そう思うよ。ふっふっふ。ではな。」
ツーツーツー。
電話が切れても、権三は受話器を放せなかった。
面子丸つぶれである。
「ば・・・ばれてたとは・・・。いや、しかし、今はそんな事を言っている場合ではない!コピ!わしは本屋に行って来る!!留守を頼むぞ!!!」
しかし、さすがに気を取り直し、すぐに権三は本屋に向かった。

・・・そして、本屋から出てきた時、権三は月刊アスキー2000年12月号を抱えながら目に涙を浮かべていた。
「・・・ええ話や。今時こんなアメリカ人がいるとは思わんかったぞい。」
近くの喫茶店に入り、ミルクティを飲みながらもう一度ジジイが示したコラムを読んでみる。
「うーむ、他のPDAにはこう言う話はあまり聞かんのう。それによくよく考えてみれば、わしはもともとファイロファックスの代わりとして考え取ったんだし、これが一番良さそうだな。使っててストレスも少なそうだし。よっしゃ、こうなったらとことん使いこなしたるわい!!」
新たにパームへの決意を燃やすと、権三は本日2杯目のミルクティを頼んだ。

(第4話終了)

(次回予告)
君達に最新情報を公開しよう!
ついに自分専用のPDAとしてPalmVxを使用することを決意した権三。
しかし、使用にあたってパソコンと接続しようとしたその時、Windowsのシステムが権三に牙を剥く!!
権三は果たしてVxをパソコンと連携させることが出来るのだろうか!?
それとも怒りのあまりパソコンに正義の鉄拳をぶち込んでしまうのか!?
「超初心者ゴンザレス」NEXT!
「シリアルか赤外線か」
次回もこのHPでファイナルホットシンク承認!!


これが勝利の鍵だ!!(デバイスマネージャー)

 



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