過去ログ

バックナンバー

[先月] [目次] [来月] [トップ]

2002.11.18
PAG-Jホームページリニューアルのお知らせ!!
(ふふふ@vega21.com)



みなさん、ご無沙汰しております。
この度、当PAG−Jオフィシャルホームページでは、サイト管理の簡素化と活性化を目指して、CGIによる更新システムを導入することになりました。

PAG−Jの売りであった企画ネタに加えて、今後は各メンバーによる”小ネタ”等も登場する予定ですのでお楽しみに!!

尚、従来のシステムの過去ログと、新システムでの過去ログは当面ページが分割されますが、今後統合を図っていく予定ですので、よろしくお願いします。

●旧システムでの過去ログ

●新システムの過去ログ

また、今までの企画物や連載をまとめたページへのリンクをメニューへ幾つか追加しましたので、こちらもよろしく!!

2002.11.18
超初心者ゴンザレス第30話
(え?ジジイ?@ノキアン・パーム(仮称))



おまたせ〜。久々の更新だよ〜ん。

ちなみにこれまでのお話はこちらで見られるよ〜ん。


超初心者ゴンザレス
(主な登場人物)
権田原権三(仮名)・・・主役。横暴にして豪胆。
権田原珈琲(仮名)・・・うっかり八兵衛。曾孫らしい。
パパH”G(仮名(自爆))・・・作者とは違うらしい。
周防(すほう)燐・・・なりそこないのヒロイン。ダース・モール?
金倉・・・正体不明。ダース・シディアス?

第30話「金色の破壊魔神皇帝(前編)」

新宿は騒然としていた。
突然降って沸いたような轟音の中、警察が住民を避難誘導する。

「ちょっと、一体何があったんですか!?」

帰宅途中のサラリーマンが、帰りがけに飲んだ酒の勢いで、誘導中の警官に食
って掛かった。

「申し訳ありません。只今新宿高層ビル街周辺に戒厳令が敷かれております。
どうかご協力下さい。」

警官は毅然と、有無を言わさぬ勢いでサラリーマンに答えた。

「か、戒厳令!?ここ日本だよ??」

確かにサラリーマンが驚くのも無理はない。
戦後50年。
その様な緊迫した空気はとっくの昔に、この日本からは消えていた。
しかし、今の日本にもそうなり得る要素はいくらでもある。
問題なのは、それに気付かない、あるいは気づく事を嫌がる層が多数を占めていると言う事だ。

さて、権三の事務所の入っている高層ビル街は喧嘩中の当事者以外、誰もいな
かった。

「ようやくのお出ましかい。ゴンザレス。」

権三の鉄拳の直撃を受けたにも関らず、金倉は傷一つついていなかった。
しかし、高空から叩き付けられた時のダメージが残っているからか、足取りは
ふらついていた。

「せめて、苦しまぬ様に止めをさしてくれるわ。」

権三は不意に長槍を突き出した。
難なく避け、そのまま長槍のリーチを利用して間合いを詰める金倉。

「死ね!」
「吠えるな!売僧(まいす)めが!!」
交差する拳と拳。

その間わずか1秒。

瞬時に間合いを離し、互いに呼吸を読む。

「すげ〜、うちの爺結構やるじゃん。ただ鉄拳を打つだけではないんだなし。」

まるで演舞の如き戦いに珈琲が感嘆する。

「いや、若干金倉の方が有利かもしれん。あれだけタフな上に、権三さんの攻
撃を浮身(ふしん)でかわしよる。権三さんは打たせておいて相手を捕まえる分若干ダ
メージが残るが、金倉は相手の攻撃をかわしつつカウンターを当ててくる。」

とりあえず手持ちのPalmの内、電池式のもののみ電池を入れなおし、データのバックアップをとりなおしつつ、解説するパパH”Gだが、内心は穏やかではなかった。

「充電式の奴は充電している暇がないか・・・。3機(Workpad30J・Palmm105(J)・TRGPro(J))分の試作型A−OSでどこまでフォローできるか・・・。」

電池切れでうんとも寸とも言わないVisorPrism(J)を見ながらパパH”Gはつぶやいた。

「だからわし等はこの中に用があるんだって。」
「ですから、この中には国家公安委員会の許可がなければ入れないんですってば。」

新宿高層ビル街の外周部で、警備中の警官とくみちょが言い争っていた。

「ええい、らちがあかんわい。」
「くみちょ、別な道から行けば・・・。」

Dr.クロスが声をかける。

「いや、だめそうだ。どこもふさがっとる。」

残念そうにつぶやくくみちょ。

「そうしますと・・・。」
「かくなる上は・・・。」

二人は濃紺のマジェスタ(新車)に乗り込んだ。

「「強行突破じゃ〜!!」」

轟音と共に、トヨタが世界に誇るV8エンジンが咆哮を上げた。



「ところで珈琲君・・・。」
「何です?」
バックアップ待ちのパパH”Gが珈琲に尋ねた。
「権三さんの背中のマント。あれ、何?」
「・・・いや、戦国時代の傾奇者の真似だそうだよ。」
恥かしそうに呟く珈琲。
「まあ、良いけど・・・。」
この状況下でそういう衣装を着る権三に、言葉もないパパH”Gであった。

「どうした、ゴンザレス。息が上がってきたのか?」
「いやいや、ここまではウォームアップと言う奴じゃい。」
言葉の応酬も欠かさぬ権三と金倉。
しかし、その間合いには誰も踏みこめなかった。
まさに千日戦争と呼ぶにふさわしい状況である。が、そんなに紙面もあるわけではない
(+_+)\バキッ


先に権三が動いた。

「はっ!」

長槍を右手に持つと、瞬時に3連続の突きを入れる。
そのままではかわせないと判断した金倉は空中に跳んだ。
その状態から、権三に蹴りを仕掛けようとした。

「避けられるかぁぁ!!」

まっすぐ権三に向けて蹴りが飛ぶ。

「待っていたぞ、この時を!!」
すかさず、権三は、「大ふへん者」と書かれたマントを左手につかみ、金倉に投げつけた。
一瞬マントが金倉を覆う。
そこへ権三の鉄拳が唸った。

「これで止めだ、豪腕爆砕ゴォォォォンザレスパァァァァァァンチ・テリオスッッ!!」

黄燈色の光の奔流が何重にも渦を巻く権三の鉄拳が、マントごしに金倉を直撃した。

「やった?」

珈琲が身を乗り出す。

「いや、まだだ!」

パパH”Gはバックアップ復旧作業の終った3機のPalmをケースに入れ、立ち上がった。

「ほう、あの状態からわしの拳に傷をつけられるとはな。」

権三の拳にはわずかではあるが、切り傷のようなものがあった。

「直撃ではなかったがね。こっちはかなり痛かったぞ〜。」

凄惨な笑みを浮かべ振り向く金倉。
彼の鳩尾には確かに権三の鉄拳が直撃した後が・・・。

「痛覚がないわけではなさそうじゃが・・・。さて、どうでるかの??」

必殺の拳も効き目がないようで、権三は攻めあぐねた。

と、パパH”Gがその横に近づいてきた。

「どうした。部外者は休んでろ。」
「そうも行かん。奴には借りがあると言ったろ。それにくみちょ達が来るまで
は時間稼ぎをせねばならん。」

言うや否や、パパH”Gは3機のPalmにインストールしたA−OS試作型を起動させた。

「まったく、難儀な奴だ。」

呆れる権三。

「お前こそ。」

言い返すパパH”G。


直後に二人は攻勢に転じた。
電池を交換した3台のPalmOS互換機から広がるA−OS試作型のエネル
ギーフィールドが、パパH”Gを光の弾丸に変える。
 
権三の拳に集約された黄燈色の光の奔流が唸りをあげる。

無数の突き・突撃が繰り出されるが、その全てを金倉は受けとめていた。
「どうした、ロートル。ここまでか?」
一転余裕の表情で金倉が吠える。

「ええいっ!こうも中和されては!!」
渋い表情の権三。
と、その視線がこちらに向かってくる一台の車を捉えた。
「ほう、間に合った様だな。」
パパH”Gが呟く。
「ちっ、遅過ぎるわい。」
権三も言葉とは裏腹に表情は愉快そうだ。

「くっ、くみちょ〜。間に合ったようですね〜。」
後部座席でひっくり返ったまま、Dr.クロスが呟いた。
「そのようだな。ところでねえ、クロス君。」
くみちょはハンドルを握る手に力を込めながら呟いた。
「はい?」
「ブレーキ、きかないみたい。」
くみちょは舌を出して「てへ」と笑った。
「・・・は?」
Dr.クロスは唖然となる。
「いや〜、さっきの強行突破の時に、どこかのチューブが切れたみたい。」
「どっ、どこかって〜〜〜〜!??」
「まあ、何処かに当てて止めるわ。」
「い〜〜や〜〜〜〜〜(T.T)」
絶叫が車の中に響いた。

「おい。」
「なんだよ、権三さん。」
「あの濃紺のマジェスタ(新車)。止らんぞ。」
権三はマジェスタ(新車)の方を見ながら言った。
一方のパパH”Gは、金倉の攻撃をパームビットで食い止めながら振りかえった。

「ありゃ?一体何が!?」
「あ〜、こりゃこっちへ来るぞ〜。」
権三は他人事の様に言った。
「ばっ、馬鹿!避けるんだよ!!」
パパH”Gは権三を抱えて横へ飛んだ。
「貴様ら、何処を見ているぅぅぅ!!」
金倉が、飛んだパパH”G達を追おうとした瞬間・・・。


ドガッ!


金倉はまたも倒れた。


「ふ〜ようやく止ったよ。」
近づいてくる権三達を見ながら、くみちょは呟いた。
「ひどい目にあいました〜。」
Dr.クロスは相変わらず後部座席でひっくり返ったままである。
ちなみに濃紺のマジェスタ(新車)も先ほどの衝撃で、ひっくり返っていた。
それだけ金倉の身体も堅いと言う事か・・・。

「こりゃ助け出すのが大変だな。」
権三はマジェスタ(元新車)のドアをこじ開けながら言った。
「いや、僕らは良いですから早くこれを。」
Dr.クロスは小さな箱を権三に渡した。
「お、そうだった。権三さん頼まれてたものだ。早くこいつを。」
くみちょもスーツの胸ポケットに差したスターリングシルバーのクロス社製ボールぺンを手渡す。

「すまん、恩に着る。これで奴を・・・あっ!」
権三は二つの武器を手に、硬直した。
「どうした権三さん!?」
パパH”Gが、立ちあがろうとしている金倉を横目に尋ねた。嫌な予感がしたのだ。

「小手を外さないと、弐号機(TRG)が持てん!!」

良く見ると権三の填めている小手はかなり肉厚のもので、そのままでは弐号機(TRG)を持つのに支障がありそうだった。

「・・・今度からそういう鎧はやめとけ。で、小手を外して弐号機(TRG)にA−OSを組み込んだり、権三さんお得意の必殺技を出すのにはどの位の時間が要る?」

パパH”Gは手持ちのPalmOS互換機のバッテリー残量を確認しつつ言った。

「5分あれば・・・、全てのセッティングを終らせます。」
ようやっと、マジェスタ(元新車)から這い出て来たDr.クロスがあえぎな
がら答えた。
「オッケー。権三さん、初号機(Vx)借りるぜ。」
パパH”Gは権三の腰につけたポウチから初号機(Vx)を抜き取りながら言った。
「あ、こら、わしのパーム!」
「時間稼ぎだ。許せよ。」
言いつつパパH”Gは、初号機(Vx)に試作型A−OSを赤外線送信でインストールすると懐に収め、手持ちの3台にインストールされた試作型A−OSを起動させた。

「早くせんか!ジジイが押されておるではないか!」
「そうは言っても、何で駒結びなんかにするんですか〜(T.T)」
権三はDr.クロスに小手を外させるのと同時にA−OSのセッティングを急がせていた。
くみちょはと言えば、ネゴ協会に増援を要請するため、電話を探しに行っている。
その間にも、「脱力」していた仕掛屋集団は次々と目を覚まし始めた。
「握り手のコネクトが一番重要と言うのに・・・。」
権三は、弐号機(TRG)にインストールしたA−OSと、握り手部分のプログラムが抵触する事にも苛立っていた。

甲高いビープ音と共に電池切れとなった3台のPalmが地面に落ちる。
「ここまでだなあ。」
金倉が得意げに笑う。
「いやいや、まだこれからよ。」
パパH”Gは権三の初号機(Vx)にインストールさせた試作型A−OSをハ
ーフ稼働さ
せていた。
ふと腕時計を見る。
「あ、1分か。」
「お前の倒れるまでの時間か?」
「いや、お前さんが青ざめるまでの時間だよ。」
パパH”Gは金倉の牽制を意に介さず、言い返した。

「権三さん!セッティング終りました!!すみません。クレードルの接続部分が
「Cradle」でなくて「Inflared」になっていたので抵触していたようです。」
意外とコネクト部を使って接続するPalm用周辺機器にありがちな罠に権三達もかかっていたようだ。
Dr.クロスが、セッティングの終った弐号機(TRG)を権三に手渡した。

「よっしゃ!行っっくぞぉぉぉぉ!!スナップコネクトォォォォォォ!!」

権三は手渡された弐号機(TRG)を上空に放り投げると、右手に持ったSnapconnectに接続させた。
接続と同時に、接合部から火花が飛び散る。
弐号機(TRG)の画面には、A−OS起動の証である「∀」の文字が輝いた。

しかし、その一瞬、権三が無防備となった事に気付いたのは、金倉とパパH”Gであった。

「もらった!ゴンザレス!!」

「いかん!このままでは!!」

二人が同時に動く。
渾身の一撃を加えようとする金倉と、今まさにA−OSを起動させようとする権三の間に割って入ったパパH”Gは、初号機(Vx)の試作型A−OSをフル稼働させた。

初号機(Vx)から発せられるエネルギーフィールドが、一瞬だけ金倉の攻撃を食い止めた。

しかし、次の瞬間エネルギーフィールドの持つ慣性制御能力を遥かに超える金倉の力が初号機(Vx)ごとフィールドを砕く。

刹那。


「わしはまだ権三さんに借りを返しとらんのだぁぁぁぁぁ!!!!」
パパH”Gは渾身の叫びと共に、エッジ・ナックルを放った。


ギシッ!


拳がぶつかり合う。金倉の拳から骨が飛ぶ。

「この腕はもらうぞ!」

「甘いわぁ!!」

金倉のもう一方の腕から繰り出された一撃がパパH”Gを捉えた。






パパH”Gの腕時計は、権三のフォローを始めてからきっかり5分を回った。






「・・・勝ったぞ。」

言い残しパパH”Gはくず折れた。

いぶかしむ金倉の眼前で、権三の持つ弐号機(TRG)はA−OSをフル稼働した。

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

溢れんばかりの、膨大なエネルギーの奔流が、権三を金色の魔神に変える。

「な、なんだこの光は!?」

驚く金倉を権三は見据えた。

「あの時、こうしておけば良かったものを・・・。待たせたな、ジジイ。」

見据えつつ、権三はパパH”Gに呼びかけた。
しかし、パパH”Gはぴくりとも動かない。

「冗談はよせ。はよ起きぬか。」

権三は再度呼びかけた。が、反応はやはりない。

「ふん、あの一撃で生きているわけがなかろう。お前も後を追わせてや・・・、何っ!!。」

脅えを見せぬように強がる金倉は次の瞬間、驚愕した。
権三の身体の輝きが増したのである。

「生きて帰れると思うなぁぁぁ!!」

権三の咆哮に、金倉はかつてネゴ協会に在籍していた時に教わった、権三のもう一つの称号を思い出した。

”金色の破壊魔神皇帝・・・”

金倉は心から脅え出していた。


(第30話終了)


(次回予告)
君達に最新情報を公開しよう。
金色に輝く権三の攻撃に、なす術なく崩れ去る仕掛屋集団。
そして、A−OSフルドライブ状態の弐号機(TRG)が金倉を素粒子に変えた時、
新たな戦いの幕が上がる。
最後に笑うのは権三か金倉か。
「超初心者ゴンザレス」NEXT!
「金色の破壊魔神皇帝(後編)」
次回もこのHPでファイナルホットシンク承認!!


これが勝利の鍵だ!(パーム・ヘル・アンド・ヘブン)


(番組よりのお知らせ)
ご意見・リクエスト等のある方はg.gondawara@mbg.nifty.comまでお便りをお寄せ下さい。お待ちしております。

2002.11.19
アホなポータルサイト
(ふふふ@vega21.com)




こんなポータルサイト見つけました。

●paa(Perfect AHO Association)

アホちゃいまんねん「paa」でんねん。

2002.11.23
連続小説
「GAMER 〜NAS芹沢物語〜」

(NAS芹沢@大阪PalmIII)


私の名は「なる」。
といっても、CLIE Parkのなるさんとは違います。
NAS芹沢の本名ですのであしからず。
今日も私の昔話をご覧くださいませ。

(第1回のお話はこちらにあります)


第2回「対決!"NAS"VS"RYO"」


ゲーマー"NAS"は順調にゲーム道を歩んでいた。
その名前は少しずつではあるが世に知られていくことになる。
ある日のこと・・・。

同級生1:なる、今度ゲーム大会があるの、知ってる?
なる:ゲーム大会?
同級生2:なんだ、知らないのか?優勝すればすごい賞品もあるらしいぞ。
なる:知らなかったよ。
同級生1:ちょうどいい腕試しのチャンスじゃないか、なる。
同級生2:そうだよ、やってみたら、なる。
なる:う〜ん、やってみようかなあ・・・。

こうして、なるはゲーム大会に出場することになった。
なるは特に大会を意識するわけでもなく、毎日いつものようにゲームを楽しんで過ごした。
そして、大会当日。

同級生1:すごい、たくさん人が来てるなあ。
なる:勝てるわけないよ、こんなにたくさんうまい人がいるのに。
同級生2:そんなことはないよ、なるは学校では一番うまいんだから、きっと勝てるって。
なる:うん、やってみるよ。
同級生1:こりゃ面白くなってきたなあ。

大会役員:同じ条件でプレイしてもらい、一番スコアが高かった人を優勝とします。
同級生1:人数が多いから何組かに分けてやるみたいやな。
同級生2:なるは最終組か、がんばれよ、なる。
なる:・・・・・・・・・。

初めての雰囲気に、なるは緊張していたのだった。

大会がはじまった。
町内で開催しているとはいえ、数十人が参加していた。
最初の組から、かなりの高得点が出ているようだ。

同級生1:おお、やっぱりみんなうまいなあ。
同級生2:大会に出てくるレベルってこんなにすごいんか〜。
同級生1:でも、なるのほうがうまいかもしれないな。
同級生2:もしかしたら、いけるかもしれないね。
同級生1:なるはどこいった?
同級生2:あ、あんなところで目をつぶっているぞ。
同級生1:あいつ、何してるんだ?

なるは、目をつぶり精神統一していた。
その真剣さに、同級生たちも思わず声をかけるのをやめた。

同級生1:なるは本気だぞ。
同級生2:ゲームのことになるとすごい気合だね、いつも。

いよいよなるの番である最終組に順番が回ってきた。

同級生1:なる、がんばれよ。
同級生2:なるが一番うまい、きっと勝てる!
なる:うん、行ってくるよ。

なるは自分のゲーム台に向かった。

大会役員:それでは最終組をはじめます。ゲーム、はじめ!

なるは大会に出ることはどうでもよかった。
ただ、自分が好きな「ゲーム」を遊ぶ、それが楽しかったのだった。

同級生1:なる、がんばれ!
同級生2:なる!

同級生たちの声援は、なるに届いているのだろうか。
なるは必死に画面に向かっている。
次々にゲームオーバーになる人が増える中、なるはがんばっていた。

同級生2:あ、あの向こうの中学生もすごいぜ。
同級生1:ほんとだ、敵があんなに速くなってきてるのに普通に遊んでるな。

大会役員:最終組は二人がまだ残っています!

同級生1:なる、負けるな!
同級生2:すごいぜ、なる!

なるは自分と一緒に生き残っている人を横目で見た。

なる:!!!

それは、なると一緒にゲームを遊んでくれた、ゲーマーについて教えてくれた、あのときの中学生だった。

なる:あのときのお兄ちゃん・・・。
??:久しぶりだな、なる!

相手も、なるに気がついた。

大会役員:最終組の二人が、これまでの組のハイスコアをすべて抜きました!
同級生1:うお、すげーぞ、なる!
大会役員:どちらかが優勝です。みなさん、この素晴らしい二人に声援を!
同級生2:優勝しようぜ、なる!
大会役員:二人の登録名は・・・小学生の"NAS"、中学生の"RYO"、両選手です!

RYO:なる、さすがだな。だが、優勝は渡さないぞ!
なる:兄ちゃん、僕は・・・勝つよ!

なるは一瞬勝負をためらったようにもみえた。
しかし、二人とも自分が持つすべてを出し切って戦っていた。

そして、みんなの声援が飛び交う中、ついに決着はついたのだ!
二人は、ほぼ同時にゲームオーバーとなった。

同級生1:どっちが勝ったんだ?
同級生2:なる、よくやったぞ!スコアはどうなったんだ?

大会役員:それでは得点を発表します。

この一言で、会場は一気に静まり返った。

大会役員:"RYO"、87万2600点。

普段はめったにみられない高いスコアに会場からは感嘆の声がいくつもあがる。

同級生1:すげーなんであんな点が出せるんだ。
同級生2:なる、なるは?

大会役員:"NAS"、87万2620点。

RYO:なる、おめでとう。
なる:RYO兄ちゃん。

ともに死力を尽くして戦った二人は固く握手したのであった。
ゲーマーの友情に年齢なんて関係ない。
もっといえば、年齢も性別も国籍も関係ないのだ。
ゲーマーは、ゲームで語り合えるのだから。

同級生1:やったぜ、なる!
なる:やったよ、僕。
同級生2:こいつ、ほんとにやりやがった!

ゲーマー"NAS"は成長している。
彼の進む道にはこれからも幾多の勝負が待ち受けているだろう。
しかし、これこそが自分のゲーマーとしての生き方に障害となってしまうことを、なるはまだ知らなかった。


つづく

2002.11.27
音楽猿
(ふふふ@vega21.com)



アップルのスティーブ・ジョブズ氏が、「画期的なデジタルデバイス」と大々的に前宣伝して発売された『iPod』

「な〜んだ、単に大容量のMP3プレイヤーじゃねえか」とか思ってたけど、実際に入手したらもう、すっかり骨抜きにされてしまいました。

はっきりいって、音楽猿(おんがくざる)※状態です。
※(用語解説:音楽猿)猿がいったんそれを覚えてしまうと(解説せんでよし!)

いやマジで、大げさではなく音楽を聞く時間が以前の10倍以上になっていると思います。暇さえあれば音楽聞いている状態。
食事の時(嫁さん機嫌悪し)、トイレの中(低音よく響きます)、歯を磨きながら。
寝る前も聞いてるんですが、iPodはバッテリーが9時間も持つので夜明けとともに音楽で目が覚めるという夢のような生活を送ってます(寝不足)

そう、若かりしあの頃のように(どういう展開や)

実は昔、大の音楽人間だったのです。大学時代に入っていたサークルが、『全米トップ40研究会』という、アメリカのビルボード誌(音楽雑誌ね)のヒットチャートを毎週チェックして研究、議論し合うというかなりマニアックなサークルで、毎日のように喫茶店に集まっては音楽の話に夢中になってました。喫茶店での話が尽きたら渋谷へ繰り出して、道玄坂にある中古レコード屋を巡回。1日1枚はレコードを買うという目標を立てていた時期もありました。

考えてみれば、あの頃からアホでした。

大学時代に仲間で流行っていた遊びに、「ジャンケンに負けたら恥ずかしい行為をする」というのがあって、中でも定番だったのは『渋谷のハチ公前にある交番のお巡りさんに、「すみません、ハチ公前を探しているんですが」と聞く』というのと、『シカゴやタワーレコードなどの輸入レコード専門店のレジ前で「すみません、永遠に残る演歌ベスト20は無いですか?」と聞く』というようなのがありました。私はそれがやりたくて、やりたくてわざとジャンケン後だしをした事も数回。

サークルではミニコミ誌というのを発行していまして(マニアックですので)、諸先輩に比べて音楽知識が少なく文章も下手な私は、ミニコミ誌の1コーナーで「スネイク●●のヨタ話」(●●には本名を入れてください)という馬鹿コーナーを担当してました。(今と役割変わらず)

3年間同棲(死語)した彼女と初めてのキス、部屋に流れていたのはマイケルジャクソン(ムードなし)で、はじめてひとつになった夜に(いわんでよし)。別れた夜に何度も聞いたイーグルス(好きなんです、実は)

音楽、麻雀、音楽、音楽、音楽、たまに恋愛、音楽、麻雀、音楽、音楽、たまに大学。楽しかったあの頃を思い出すと、いつも涙が出そうになります。
すみません、勝手にノスタルジーに浸って。しかしそれ以来ですね、ここまで音楽にハマッた日々を送るのは。

私の中では、やはり画期的でした>iPod

iPod

2002.11.30
空耳あは〜ん
(Lica姐@元・大阪マグマパーム)


ソニーから限定のCLIE SJ30が出ましたね。
え〜っと、名前は・・・

ギャランドゥ(+_+)\バキッ!

もひとつは、え〜っと・・・

アンビリバボー(+_+)\バキッ!(+_+)\バキッ!

この記事は、CLIEとは直接関係ございませんです。はい。


[先月] [目次] [来月] [トップ]

t-vega@sol.dti.ne.jp
Akiary v.0.51